ども、おっさんマガジン編集長です。
今日は、自分の保有する短期投資対象銘柄と、
長期投資対象銘柄の株価の動きを見ていて、
今後の戦略を考える上で、短期と長期どちらを取るべきか
改めて考えてみようと思い、頭を整理する為にまとめておくことにしました。
結論から言います。
短期と長期、どちらの戦略をとるべきかは人ぞれぞれです。
ただし私は基本ベースを長期投資・お小遣いと息抜き目的で短期投資を併用中です。
また、このページは、株式投資のスクールやセミナーなどの謳い文句でよく見る、
「超実践的、投資初心者が0から株式投資で稼ぐ方法教えます」
な~んてセミナーに時間を使うくらいなら、
あーこんな考え方もあるよねーくらいの気軽な感じで読んで貰えればうれしいです。
そもそも、初心者が誰でも勝つようになるなら、
セミナー会場の費用や講師の時間給や人を集めるのにお金なんて使わず
その手法使って今すぐ自分で投資してお金増やせっての。
勝ち方を共有してみんなで幸せになろうなんて言うなら
回りくどいことせず、そのまま現金ください(*’ω’*)
お願いします。共有するなら金をくれ。
別にセミナーで無駄にお金取られた訳じゃないです。
こうやって情報や金融リテラシー弱者からお金を吸い上げる手法が気に入らないだけです。
投資に限らず、仕事も趣味も人生も恋愛も、
誰にでも当てはまるような正解や、
簡単に説明できるような明確な答えなんて絶対にありません。
一つ一つ実践して失敗して改善して習得してやっと身についていきます。
圧倒的に私たちは経験が必要なのです。だから興味のある事は何だってやってみましょう。やらなければ分からない事があります。
やって後悔するのは、失敗とかしたらすぐに気づくことが出来ます。
しかし、やらずに後悔するのは私たちが死ぬときかもう手遅れな時です。
そうなってからではもう何もやることは出来ません。
やってみなはれ by 鳥井信治郎です。
さて、いつものように早速脱線しましたが、
あなたは短期売買で売却益稼ぐぞ~派ですか?
それとも長期投資で配当金着実に~派ですか?
私は去年は完全短期売買思考でバリバリと損切りを繰り返しましたww
今年は心機一転、基本長期保有で配当金を再投資して複利を狙ってポートフォリオを組むべく、結構な金額を入れつつも投資のお勉強の真っ最中です。
30年、40年選手もザラにいる株式投資の世界にあって、
1年程度ではまだヨチヨチ歩きさえできていない状態かも知れませんが、
投資家デビュー前の方や同じようなまだまだ素人投資家の方に
自分の経験談を元に、少しでも有益な情報を発信したいと思いこのブログを始めました。
短期投資に絶対必要なもの
現在私の保有銘柄は全体としては評価損の状態ではありますが、
今日のザラ場でポツポツと評価益となる銘柄が出てきました。
基本的には評価損の状態とはいえ、かわいい保有銘柄達は
配当という形で着実に貢献してくれています。
サラリーマン投資デビュー1年目の去年は、
短期投資にこだわっていて、配当の重要性なんて全く考えておらず、
権利落ち日の株価の下落を誘発する日くらいにしか思っていませんでした。
早く稼ぎたい、もっと稼ぎたいという焦りばかりで、
チャートや板だけを頼りに、売買を繰り返した結果、
1年でマイナス40万bahtを超える損失を計上することとなりました。
損切り
完全現実取引なので、損切りをせずにそのままマイナスを抱えたままいく
という選択肢もありましたが、どのような指南本やネットにも書いているように、
適度な損切りは絶対に必要です。
基本的には、自分の考えていたシナリオと違う動きをしたらその場でカットしてしまうのが正解です。
しかし、あまりに早い損切りはただの損失製造マシーンとなります。
また、素人投資家は皆、何をもって「適度」なのかが分からないので、
多くの投資本では3%ダウンしたらとか、チャートがこう動いたらなどと
分かりやすい数値設定をして解説されています。
だって明確な数値で示さないと、「感覚」でのトレードとなってしまい
あいまいなものになってしまうからです。ごもっともらしい説明を付けて、さも絶対に正しいことかのように読み進めてします事も有ります。
しかし、相場の世界に100%再現性のあるトレードは存在しません。
「これまで蓄積されたパターンの中で、似たような株価の動きをする可能性が高い」
というだけであって、
必ずそうなる訳ではありません。
これは至極当然で、これまでのデータの集計と統計から
すべての株価変動が予測でるのであれば、
後はどれだけ早く買うかのスピード勝負のみでの決着となってしまい、
人間の数百倍処理速度が速い機械に勝てる訳がなく、
私たち人間が相場で生きていく事は出来なくなります。
極論を言えば、最終的にはどちらに動くか可能性の高い方を予測して
損切りするか or 保持するかの2つしか選択肢はないのですが、
こういうところで「経験」と「カン」と「バランス感覚」が発揮されるのだと思います。
投資スクールや本などで理論や値動きのパターンを学ぶことは出来ますが、
あくまでケーススタディであって、次に自分の保有銘柄で発生する事象を
100%予測することなどできません。
だから、AIや機械にも勝つことが出来る可能性が人間にも残されています。
「堪」や「経験」「バランス感覚」などという曖昧で無責任な言葉に
逃げたくはないし、声高に言う事もでもないですが、
非常に重要なウェイトを占めているもの事実だと思います。
強者のマインド
いくら知識を詰め込み、堪や経験を身に着け、資金がそれなりにあったとしても、
強いマインドが無ければ短期トレードで勝つことは出来ません。
例えば、ある銘柄の株価が上がってきているとして、
マインドが弱ければすぐに利確してしまい、利益を最大化することは出来ません。
まさにコツコツ利確し、最後にドカンと損切りして退場となります。
また、ある銘柄の株価が少し下がったとして、
すぐに損切りしていたらいつまで経っても利益を上げることは出来ません。
買った瞬間から騰がり続ける銘柄を見事に当てることはたまにはあるかも知れませんが、大半の銘柄は騰がったり下がったりを繰り返しながら少しずつ上げていくと思います。1ティック抜きとかなら違うかも知れませんが、それをずっと手動でやっていくのは、身体&精神の疲労対効果的にも長く続けられるものではないと思います。
1分足で見るとマイナスかも知れないけど、5分足・10分足で見ればプラスもあるし、
余りに短い時間軸だけで考えるといつまで経っても損切り貧乏のままかも知れません。
ただ、急落する瞬間の下落幅は5分も放っておいたら圧倒間に崖の真下に突き落とされることになるので、強者のマインドを持ちながらも、バランス感覚は大切だと思います。
資金コントロール
自分の裁量を知るべし
自分の裁量や精神バランスを崩すような資金を投下してはいけません。
私の場合は、デイトレ・スイングに限らず、5ティック程度動いても、
そんなに精神をやられないくらいの金額がちょうど良いです。
去年CPALL一つにナンピンしながら170万baht程度まで買い進めてしまった時には、
少しの値動きでビクビクしてしまい、プレイベートにも仕事にも悪い影響しかありませんでした。
ちょっとやそっとや動じない程度の金額、それを探っていきましょう。
やっぱり分散
資金・銘柄・セクター・時間すべて分散できるにこしたことはありません。
投資を始めた頃は、このチャンスは二度とないんじゃないかと思う場面がやたらと訪れ、私たちを揺さぶっていきます。
しかし、大丈夫です。
その程度のチャンスは、あなたが退場しない限り何回でも訪れます。
また、一度で大きく勝とうとするのではなく、少しずつ着実に利益を重ねていきましょう。
長期投資に絶対必要なもの
なんといっても資金量
信用取引でお金を借り受けた状態で取引することもできるかも知れませんが、
長期取引は多少の値動きには動じない現物取引が前提だと思います。
また、配当金をたくさん得るためには、絶対的な保有量が必要です。
そのためには、本業で稼いで無駄遣いせず、ひたす追加投資です。
私たち新参者が株式投資だけで食っていけるようになるのは、
まだまだ先です。千里の道も一歩から。とりあえず投資を始めた自分を褒め、
あとはひたすら資金をぶっこんでいきながら配当金を増やして行きましょう。
複利
短い年数では大きな違いはありませんが、年数を重ねれば重ねるだけ
単利と複利のパワーの違いは如実に表れていきます。
このページにまとめているのでどうぞ参考にしてください。

時間
あなたのゴールまでの時間
あなたはいつまでにいくらのお金を得たいですか?
それは円ですか?US$ですか?タイバーツですか?
闇雲にお金を得たいと考えているとすると、
ゴールが無いし目標設定がなされていないので、適切な戦略をとる事が出来ません。
まずは、自分がいつまでにいくら欲しいのか、考えましょう。
それを考えるには、何をしたいのか、何が欲しいのかを考える必要があります。
人生プランや行動計画にもつながる事です。
仕事で忙しいのも分かりますが、たった一度キリのあなたの人生です。
他人に流されず、自分の想いを詰め込んだ自分のゴール設定するのに時間を使っても誰にも怒られはしません。しっかり時間をかけて考えましょう。
企業研究に費やす時間
長期投資はファンダメンタルベースでトレードするべきで、
チャートや板だけを見てトレードするテクニカルに頼ることは出来ません。
購入を考えている企業の数字や将来性、社長の考えなど、長く付き合っていく事を前提に、調べ尽くす必要があります。
ただ、企業の事を調べ尽くす必要はありますが、日中のザラ場に付き合う必要はありません。一旦購入してしまえば、企業のセクター環境や法制度、決算の数字など、
購入に至った前提条件が変わらない限りは、
株価が10円上がったとか下がったとかそんな小さなことは気にせず、
どーんと構えて配当金貰えるのを楽しみに本業にいそしみましょう。
複利を繰り返せるだけの時間
長期投資は1年や2年で結果が出るものではありません。
10年20年単位、もしかしたら死ぬまで売らずに保有して相続することにも成り得る投資です。
これは、先ほど紹介した以前のページで示した通り、
毎年得られる配当を再投資し、どんどんと資金量を増やすことにより、
さらなる配当益を狙っていく事ができるからです。
わざわざ利確して売却益に対する手数料と税金を払う必要無く、配当金で豊かになっていく事が出来ます。そしてこれには時間が必要です。
まとめ
以上が短期投資と長期投資を行うにあたって、絶対に必要となるものです。
よく見るメリット・デメリットという観点ではなく、
それぞれの投資手法に必要な物という視点でまとめました。
短期投資は短期投資の良さがあるし、長期は長期で良さがあります。
例えば、2年間で今の資金を2倍にしたいというなら
長期投資なんてのんびり着実にではなく、短期トレードで勝負するべきです。
一方、30年後定年退職する頃に2000万円くらいになっていればいいというなら、
短期トレードで精神すり減らす必要もなく、株式の長期投資や債券、保険など
色々な選択肢から選ぶことが出来ます。
自分がどうしたいのか。どうなりたいのか。
何をするにも自分のゴール設定次第という事です。
他人に答えを求める前に、自分の目指すもの・ゴールを設定しましょう。
細かく決める必要はありません。
私のように、いつか配当金で年間500万円得られるようになりたいとか
これくらいアバウトなゴールで良いと思います。
ゴールが年間配当金500万円ってきまったら、
現実的に5%の利回りで運用するとして、必要な資金は1億円となります。
それを実現するに当たって今から必要なのは、
ー毎年いくら追加投資が必要か
ー資金を増やす時期は多少リスク高めにとる
ー資金を増やす時期の利回りは少し高めを目指す
ー短期投資にも資金を回して一部爆発的な資金増も狙う
ー複利の恩恵は絶対必要。儲かったら再投資。
など、まだ不明瞭ながらも、少しずつ具体的な行動が決まってきます。
こうやって、今の自分に何が必要なのかを考える良い機会となるはずです。
何も考えずに仕事して消費して、また仕事しての繰り返しでは、
いつまで経っても今の状況から変わることはありません。
今すぐでなくてよいので、無理の無い経済的自由を掴めればと思います。
ということで、
「短期投資と長期投資、どちらがおすすめなのか」の私個人の答えは、
長期投資と短期投資のハイブリットでした。
だって、どっちも良いところあるんだからそれを活かさない手はないでしょう。
どちらが一方だけやってもどうせ長い投資人生の中では失敗もします。
どうせ失敗するんだったら、どっちもうまいとこ狙っていきたいと思います。
それぞれの状況やゴール設定で求めるものも、選べる戦略も違うので、
今一度何をゴールとするのか、考える機会となれば幸いです。
ではでは。