ども、おっさんマガジン編集長です。
今回のテーマは「2022年40歳男性の資産運用総括」です。
20年ぶりか30年ぶりかとにかく異次元の円安が進行した2022年。
3月始めの1USドル=114円が、一時は151円となり
とんでもない円安となりました。
記憶の彼方ではざっくり65円くらいだったシンガポールドルも、
先日の出張で両替した時に100円を突破した時にはさすがに改めてビビッてしまいました。
このまま円安が進行する事はありませんし(と思いたい)、
※2022年12月現在、実際すでに円高に振れはじめています
むしろ今回異常な円安に振れた分、円高に大きく振れる可能性もあります。
ただし、それがいつまで続くのか、
短期的に実際どちらに振れるのかは全く分かったものではありませんので、
為替を気にして投資行動を検討する必要はないと考えています。
為替の動向が分かるというなら、
レバレッジ効かせてFXで稼げばいいと思いますし。
それが分からない・出来ないから
積み立て投資なんていう時間の掛かる事をやっているわけです。
で、その積立投資について
ようやく1年生を卒業できるというところで
少しずつ投資対象も複雑化してきましたので
ちょっと頭を整理しようと思います。
積立中の投資信託
当ブログで何度も申し上げているとおり、
私はタイ株から(ほぼ)卒業し、
アメリカ、オールカントリー、インド、ベトナムに投資しています。
実際に積立投資として購入しているのは
K-WORLD 【全世界株分配金なし】
K-USXNDQ-A(D) 【ナスダック100分配金あり】
K-US500X 【S&P500分配金なし】
K-INDX 【インド分配金なし】
K-INDIA 【インド分配金あり】
K-VIETNAM 【ベトナム分配金なし】
上記6銘柄。
全世界株、アメリカ、インド、ベトナムと
タイに居るのに他国にばかり投資していますが、
タイ株は個別株の短期で少しだけ楽しむこととしています。
我らが日本株に関しては、
日経平均株価が20,000円を割るような時がきたら
是非とも少しずつ買いたいと思っています。
しかし、そんなことが起こるような時は、
日頃積み立てている銘柄もひどいことになっているでしょうし
日本人だからという理由だけで、
含み損まみれで落ち込んでいる大量の保有株をしり目に
新規で日本株を買う事ができるのか
メンタルがどうなっているか心配ではあります。
それなりの資金を結構な時間をかけて投下している状況下で、
それらをナンピンこそすれ、日本株に新規に手を出せるかは
その時が来てみないと分かりませんね。
まぁ、来るかどうか分からないモノを考えていても仕方ありませんので、
まずは現在実際に投資を行っている銘柄について頭を整理したいと思います。
投資対象を再認識
上記の通り、現在購入している投資信託名と投下資金はこちら。
◆毎日積立 | 資金投下 | 比率 | |
K-WORLD | 2000 | baht | 36.36% |
K-USXNDQ-A(D) | 500 | baht | 9.09% |
K-US500X | 500 | baht | 9.09% |
K-INDX | 1000 | baht | 18.18% |
K-INDIA | 500 | baht | 9.09% |
K-VIETNAM | 1000 | baht | 18.18% |
5500 | baht | 100.00% |
少し前まで全世界株を2,000baht買う以外は
すべての銘柄を500bahtずつにしていましたが、
最近、インドとベトナムを500baht⇒1,000bahtに変更しました。
購入した後、これらの銘柄を10年、20年単位で保有し続けたいとは思っていますが、
10年、20年と現在の職場で仕事を続け、資金投下をし続けていけるとは思えませんので
善は急げってことで積み立てるスピードを上げたいと思った事が理由です。
短期で儲けようとすればするだけなぜか損してしまうのが投資ですので、
これだけは避けなければいけません。
資金投下すると決めた以上、株価の動向で投資行動を決めない事。
実生活で会社を辞めたとか、日本に帰国することになるなど
積立を継続出来ないやむを得ない事由が発生しない限り、
投資をやめることは絶対に避けるべき。
含み益があるか、含み損があるかはなど関係なく
評価損益で投資行動を決めていたら、高い時に買って安い時に売るという愚行を繰り返すだけ。
決めたらルールに従い買い続けましょう。
個別株とは違い、インデックスを投資対象とすれば
保有する銘柄が不正会計してたり不祥事を起こしたりと言うことはありません。
あ、ギリシャのケースもあるのであり得ない事はありませんね。
すみません。
また、紛争や戦争、内乱で国の存続が怪しいとか、人口ピラミッドの形が大きく変化するなど
その国の株価成長を信じられなくなった時には手放す事を考えるかも知れません。
積立投資中銘柄の実態
オルカンと言っても、その中身は60%がアメリカ株ですし、
私の場合は、それに加えてインドだったり、ベトナムだったりごちゃまぜですので
現在投資対象としている銘柄の実際の国別比率を再認識しておこうと思います。
現行購入銘柄と金額
◆毎日積立 | 資金投下 | 比率 | |
K-WORLD | 2000 | baht | 36.36% |
K-USXNDQ-A(D) | 500 | baht | 9.09% |
K-US500X | 500 | baht | 9.09% |
K-INDX | 1000 | baht | 18.18% |
K-INDIA | 500 | baht | 9.09% |
K-VIETNAM | 1000 | baht | 18.18% |
合計 | 5500 | baht | 100.00% |
K-WORLDは一般的にオールカントリー(オルカン)とも呼ばれている通り
色んな国のごちゃまぜ。しかし実際にはアメリカの比率高し。
オルカン[K-WORLD]を分解
◆毎日積立 | 資金投下 | 比率 | |
K-WORLD | – | baht | |
アメリカ株の何か[60%] | 1200 | baht | 21.82% |
全世界の株の何か[40%] | 800 | baht | 14.55% |
K-USXNDQ-A(D) | 500 | baht | 9.09% |
K-US500X | 500 | baht | 9.09% |
K-INDX | 1000 | baht | 18.18% |
K-INDIA | 500 | baht | 9.09% |
K-VIETNAM | 1000 | baht | 18.18% |
合計 | 5500 | baht | 100.00% |
国別投下資金割合
◆毎日積立の実態 | 資金投下 | 比率 | |
K-WORLD | – | baht | |
K-USXNDQ-A(D) | – | baht | |
K-US500X | – | baht | |
アメリカ合計 | 2200 | baht | 40.00% |
全世界の株の何か | 800 | baht | 14.55% |
K-INDX | – | baht | |
K-INDIA | – | baht | |
インド合計 | 1500 | 27.27% | |
K-VIETNAMベトナム一択 | 1000 | baht | 18.18% |
合計 | 5500 | baht | 100.00% |
上記の通り、6銘柄に分けて購入している毎日積立の実態は、
アメリカ株 2,220baht 40.00%
インド株 1,500baht 27.27%
ベトナム株 1,000baht 18.18%
全世界分散 800baht 14.55%
と、なっています。
K-WORLDを最も多く積み立てているので
なんとなく、全世界に分散出来てて安心とか思っていましたが、
実情はだいぶ違うことになっています。
まぁ、個別株に闇雲にぶっこむよりはマシだと考え、良しとしましょう。
2022年の終わりには90万baht程の積み立て金額となり、
2023年の終わりには、220万bahtほどを予定しています。
まぁ、あと1年今の仕事を続けることが出来ればの話ですが。。。。
ちなみにこの積立を続けていくことで、
円を含めた総資産に対するタイbahtでの投資信託比率を
年ベースで約10%ほど上げていき、
5年ほどで円とbahtの保有資産を半分くらいに出来ればと妄想しています。
とはいえ、もし仕事を続けることが出来たとしても
投資信託の積み立て購入は、始めてたったの1年しか経過していないのに
方針はすでに何度も変更しています。
今後も実のところどうなるかなんて分かりません。
実際、2022年にこの投資信託の積み立てを始めた時には、
500baht×5銘柄=2,500baht/dayのつもりだったのが
現在では、
ごちゃまぜ6銘柄=5,500baht/dayと加速どころか倍増しています。
積立を決意し、5年後に300万bahtを積み立てるつもりが
3年後にはなんとかそこまで到達させようと時間的猶予を短くしました。
それもこれもすべては今の仕事を続けて行ける絵が見えないから。
エクセルで色々と妄想するのは自由ですが、
実際のところ、むしろ3年も残る事ができると思えない自分がいます。
あと何年、あと数か月。どれくらい今の職場に居られるか分かりませんが
とりあえず、「もうだめだこりゃってなる日」まではやるつもりです。
サラリーマンってさ
「もう仕事辞めたい」
サラリーマン、サラリーウーマンやっていれば、
誰だってそんな気持ちになった経験が一度はあるはず。
その気持ちが大きいか小さいか、
一瞬だけ負のオーラに包まれただけなのか長時間・長期間なのか
ひどくなるか、軽減されるかは分かりません。
鬱とか、メンタルとか、簡単に話題にして良いものではないと思いますが
いつだって楽しい・人生ハッピーみたいな人ってごく一部で
楽しい、幸せな時もあれば、びっくりするくらい凹み、
落ち込みまくる日もある。
躁鬱病とかそんな難しい話ではなくて
サラリーマン、人間たるもの、
気分が上がったり、下がったりしながらも
バランスとりながらやってくしかない。
これが自営業とフリーランスとかしている人は
上司、雇い人という自分の行動を制限する存在が居ない分ラクな面もあれば、
顧客との折衝、資金繰りとか新規開拓とかもっともっと大変な面もある。
雇われ従業員だから気楽、自分で会社やっているから気楽とかじゃなくて
その場、その時の状況次第。
みんながみんなそれなりに大変で、それなりに楽しんでる。
これらから解放されるのが経済的自立って言ったりしますが、
経済的に自立したら、何も気負うものや気をつかうものがないのかと問われれば
そんな単純なものでは無いと思います。
人間社会で生活を営む以上、その地域や周辺住民との関わりはあるし、
もし都会のマンションに住んでて、日ごろ誰とも話す機会はないって人がいるなら
もしもの時には孤独死する可能性もある。
死んでから数週間、数カ月も放置されるなんてまっぴらですよね。
田舎でも都会でも、日本でも海外でも
生きていく以上は、楽しいことだけじゃなくて嫌な事もあるし
何かしらの不具合は発生するし、解決しなくちゃいけない問題ってのは常に発生する。
経済的自由を達成したところで
自分の人生からすべての苦難が無くなる訳じゃない。
一般のサラリーマンにとって現実的な経済的自立っていうのは
完全アーリーリタイアではなくてほぼセミリタイアで
死ぬまで潤沢な資金とまでは行かずとも
日銭さえ別で確保できれば、しばらくお金[たぶん死ぬまで]に困らないってだけの資金。
1億円とか2億円とかじゃなくて、3千万とか5千万円くらいあれば現実味を帯びてくる。
今、お金に苦しんでいるから経済的に自立すれば
人生はバラ色になるって思いたいのは痛いほど分かりますが
再現性ゼロのミラクルギャンブル無しで2億円も貯め込めるわけ無いし、
そうなると生きていくための日銭を稼ぐ必要性がなくなる事はほぼない。
そうなると1人で生きていけるわけじゃなくて
何かしらの会社や社会に入りこんで稼ぐことになるし、
他人との関わり合いは必須。
ストレスのない、気楽な仕事をしながら悠々自適な生活を獲得したところで、
「今」苦しんでいる事からは解放されるけど、結局何かしらの不具合は起こるし
人生にはお金以外の要素があまりに多く存在します。
特に人間関係がメンタルに及ぼす影響は計り知れません。
メンタル大事
ご存知の通り、メンタルはとても重要。
私生活、仕事、職場、人間関係、地域、投資、トレードなど
挙げていくとキリがありませんが
楽しいのもつまらないのも
嬉しいのも悲しいのも
幸せと感じるのも不幸を嘆くのも
すべて自分のメンタルでどう感じるか、どう処理するか。
同じような状況でも、楽しいと思う人も居ればつまらないと思う人も居る。
毎日朝のマラソンが楽しくて仕方ない人も居れば、
10分も走るくらいなら死んだ方がマシってくらい
嫌いな人も居る。
10万円は大金って思う人も居れば、
100万円でもほぼ小銭感覚って人も居る。
上をみるとキリがないのではなく、
自分がどう思うか、どう感じるか、何を求めるか。
価値観とも言い換える事ができますが
何に対しても楽しむ、楽しもうという心構えはとても大事。
しかし、限界が来た時には、サクッと辞めて次に行きましょう。
経済的自由は「自由な人生」への夢のチケットではない
経済的自由を目標に仕事を頑張るのも一つの手ですが、
実際のところ、経済的に自由を得たからと言って、
遠い昔に私たちが高校や大学を卒業し
社会人一年生になり、やっと経済的自立をしたのと
大きな違いはありません。
経済的な自由を得たというだけで、
お金以外の人生の要素から目を背けることは出来ません。
ただ、経済的に縛られない自由というのはとても大きな意味を成します。
嫌な上司の要求に付き合う必要はないし、嫌いな顧客は切ってしまえばいい。
好きなことだけやっていくのもいいし、むしろ趣味を仕事にしてもいい。
失敗してもすぐに困らないだけの資金はあるでしょうし。
事業を興して拡大して、従業員も雇って社長業務をこなすっていうのは
どうなんでしょうね、経済的に余裕はあるかも知れませんが自由は無いですよね。
従業員の生活を考えず、嫌になったら事業をやめてしまえばいいですが
それぞれに家族も生活もあり、情もあるしでそうもいかないでしょうし。
経済的に自由はあるかも知れないけど、
自分の選択一つで他の人に影響がある場合は
精神的に自由とはいえないかも知れない。
分かりません、私は事業で成功した人ではありませんので
その気苦労だったり大変さばかり思い付いてしまい
その醍醐味だったり、楽しさっだり、苦難を凌駕するほどの何かがあるのだとは思っていますが
想像の域を出ません。
楽しいには楽しいんでしょうけど。
ということで、話がそれましたがメンタルは大事、
経済的自由もすべてからの自由ってわけじゃないってこと。
ということで、
「あなたの人生でやりたいことはなんですか?」
自由を謳歌しながら好きな事ができるなら
経済的自由とか気にする必要なんてないのだと思います。
1つも後悔のない人生なんてないとは思いますが
可能な限り後悔の少ない人生にしたいですね。
ではでは。