ども、おっさんマガジン編集長です。
今回は新年のテーマにふさわしい「2023年の相場見通し」について。
株式投資をしている者にとって最大の関心事、
それは、保有中の銘柄の株価の行方。
儲ける為にやっているのが株式投資。
誰だって損なんてしたくありません。
売って儲けようなんて思うな
どうせ期待通りの記事にはなりませんのであらかじめ言っておきますが
株価の動きに合わせて「買って・売って・儲ける」のは私には無理です。
非常に残念ではありますし、悲しい現実を見たくない本音は置いておき、
事実というか、過去の実績を見ると、いくら改善したとしても
トレードのクセというか、メンタリティとか根底にあるものは
簡単に変えられそうにありません。
ということで、私はトレードをして良いのは
極々少額のみと、ルール付けしました。
ですので、メインの資産運用は短期でのトレードではなく
買ったら買いっぱなし。
持ったそのまま放って忘れておく、長期投資という事になります。
方向性だけなんとなく把握
長期投資って事は相場が上がろうが下がろうが
保有株を手放す事は無いのが基本路線だと思います。
本当につまらない話ですが。
1番勝っている投資家は「死亡済み」の人っていうくらいですから
上がろうが下がろうが売らないに越した事はありません。
こうなるとつまるつまらないの話ではありません。
とはいえ、せっかく投資をやっているんだったら
なんとなくていいから投資やってる感は欲しいですよね。
だから売りもしないのに相場の行方を追ってしますわけです。
それが行き過ぎると、一気にナンピンしたくなったり
もうだめだ、今売った方が良いと損切したりするわけですが
長期投資をやっているという事は
今なら勝っているとか、損の小さい今のうちにとか
気にしている時点で長期投資家のメンタリティではないと言えます。
私はインデックス投資を始めてまだ1年ですが、
私が投資対象に選んだ1つのS&P500は2022年1月から12月末で約20%下落。
しかし、積み立て投資の私は7%超の評価損で済んでいます。
次にナスダック100は1年を通して約34%の下落となりましたが
私の評価損18%で済んでいます。
他にもインドやベトナム、全世界などに分散し、
トータルで投下資金に対して約7%の評価損で1年を終えました。
ナスダックの18%評価損は、痛いと言えば痛いですが、
下がっている間は安く買い続ける事ができるので
現在の下落はチャンスでしかありません。
これが数千万円すでに積み上げた上で、
突如として下落し、30%も資産が目減りしたらショックではありますが
だからと言って売るのはちょっと違うのが長期投資。
損しているから売るのではなく、もう2度と株価が戻らないと思うなら売って良いだけ。
流行り病の間に、
インターネット関連や半導体への投資が過熱し株価が急騰。
企業の実態価値に超過して時価総額が上がってしまい
いわゆるバブル的な感じになったかも知れません。
しかし、今後10年20年。
インターネット関連の産業が伸びないと思いますか?
IT産業から人類が卒業すると思いますか?
あり得ないですよね。
一時的に急落する事はあるでしょう。
20年どころか3年とか5年に一回くらいあります。
インデックス投資を始めて1年目の2022年に幸運な事に大きく下がり、
2023年はさらにもっと下がると言われています。
2年下落したからと言って、もう二度と上がってこないと言えるのか?
世の中がIT技術の発展無しで進んでいく未来が見えますか?
そうでないなら、今株価が下がっているからと言って売ってしまうのではなく
むしろ買い。
どこまで下がるかは誰にも分からないので少しずつの買い。
大きく下がっている今や2023年の上期の内に大きく買って、
そこからすぐに大反発したら大興奮でしょう。
しかし、いつ大きく反発するか分からないし、
その反発を逃したくないと一気にナンピンするのはトレーダーの行動です。
長期投資家は短期の上げ下げの動向で儲けようとか
すぐに大きく買ってやろうとか決して欲張らず
ひたすら地味に少しずつ買い。
それが月々1,000円でも3,000円でも5,000円でも1万円でもなんでも良くて
ただひたすら定期的に購入する。
それだけで良いと思います。
まだはもうなり、もうはまだなり
トレードをやっていると
そろそろ反発するだろとか、テクニカル的に反発するころとか
何かと理由を付けて売買行動をとろうとするのが常ですが
こんなものは、ただ自分がトレードとして行動する理由を正当化しようとしているだけです。
200日平均線とか25日とか75日とか、この日数がチャートを形成する要因ではなく
それを信じるトレーダーがどれだけいるかというだけ。
皆が200日まで下落した後に反発すると思い買いを入れれば騰がるし
もっと下まで突き抜けると思えば抜けていく。
もしくは皆が束になって投下する資金と思惑を
一撃で粉砕する大口がいればチャートはすべて裏切られる。
まぁ大体少し下まで引きずり込まれて、損切りを余儀なくされた小口投資家が大量に損切した後に
大きく反発するのが常ですね。自分が損切りした途端に株価が跳ねるという思いは
個人投資家の誰もが経験する事ですが、それだけ同じようなカモは思考も行動も同じだという事。
私のまさにそんな損切した途端に上がっていく株価を
悔しい思いをしながら眺めている1人です。
短期投資家には損切は必須です。
一撃のトレードで退場にならない為にも。
でも、その投資対象を長期的に信じる投資家であれば、
評価損が増大した時にすべきは売るのではなく、買い。
含み損が大きくなるのは楽しい事ではありません。
しかし、将来の成長を信じるのであればただひたすら買い。
売って、手数料払ってる暇なんて有りません。
もうちょっと下がったらまた買おう。
さもありなんな思考ですね。
このケースってどちらに行っても市場に帰ってくることが出来ないパターンが多いと思います。
予測の通りもっと下がったら、
もっと下がるかも知れないと恐怖し買えない。
予想に反して騰がったら、
損切りしてまで売ったのに、売ったところからすでに遥かに上がってしまった株価で買えない。
ってことで、どっちに行こうか再び相場に戻ってくる可能性が減ってしまう。
これは市場の成長とともに資産を増やしていくインデックス投資の考えに
完全に逆行する行動です。
ということで、
インデックス投資で積み立てていくなら
まだとかもうとか考えず、常に買い。
以上。
上がるとか下がるとか相場が読めるなら
ダラダラとインデックスなんてやらずに
レバレッジ効かせてトレードしたほうが絶対早いし、間違いない。
ということで、2023年も引き続きつまらない投資を続けていきたいと思います。
ではでは。