Apple株価 9%下落
朝っぱらから嫌なニュースが飛び込んできたので、思わず飛びついてしまいました。
昨日はせっかく少し持ち直して、新年はこれから上げていくぞと小さな期待を持っていたのですが
その希望も今の激しい上げ・下げ相場に飲み込まれそうです。
さて、暴騰のApple株の下落ですが、昨日の一晩で9%、昨年10月からのトータル下落は、38%となりなりました。
そこからこのブログを書いている2019年1月4日11:57分現在では、株価は142.19ドルで、約10%の下落となっています。
主な要因は、Appleの売上の20%を占めている中国市場で、米中貿易戦争に起因する売上下落が
理由のようですが、他にもインド・ブラジル・トルコ・ロシアなどの市場でも売上低迷が心配されていました。
しかし、Appleの総売上の60%をしめると言われているiphone製品の売上は不調でも、
実際には他の製品やサービスは毎年20%も成長しており、すでにiphone頼りの経営とは言えません。
さらにApple社にはこれまでため込んだ潤沢な資金があります。
また、市場が買わないのであれば、自社株買いという手段をとる事も出来ます。
自社株買いをする理由は?
自社株買いとは、読んで字のごとく、企業が発行している自社の株式を買い取る事です。
自社で発行した株式を、企業自身が購入することで、株が買われ、
株価もそれに伴って上がっていく事が予想されます。
しかし、株が買われるから上がっていくのが当然だろうと思われるのですが、
買われた株になんの魅力も無ければ、いずれ近いうちにまたその株は売られることになります。
そのような状況の中、自社株買いの本当の目的としては、
株主への利益配分を増やすことが考えられます。
自社株買いは、利益配分を増やすとても大切な手段の一つです。
株主への利益配分を増やす方法としては、
■自社株買いを実行する
■増配する(一株当たりの配当金を増やす)
近年では、理由の分からない増配よりも自社株買いが高く評価される傾向が強いです。
それは、自社株を買うことによって、発行済み株式数が減ることになります。
アップルのように、利益額は保たれた状態で、発行済み株式数が減れば、
当然1株あたりの利益が増えます。これは、自社で購入した自社株には、
利益を配当しなくてよいので、投資家サイドには、1株当たりの配当が増える
メリットが、企業サイドには自社株買いをした株数の数だけ配当金の支払い額を減らすことが出来るのです。
そうすると市場では、1株あたりの利益が増えることを好感し、
株価の水準が高くなることが予想され株が買われ値が上がっていきます。
またその上がった株価を見た投資家がさらに買い注文を入れるということになります。
今後の予想
とはいえ、現在の米中貿易戦争の先行きは不透明で、Appleのみならず
いくらファンダメンタルズがしっかりしている企業でも、
ここから一気に株価が急騰していく事は無いと考えて良いと思います。
「好感で売り、悲観で買う」と「落ちてくるナイフは掴むな」は紙一重で、
「刺さった後ちょっと様子見て時間が経ったらナイフ拾う」くらいで良いと思います。
私個人的には、まだ投資歴は1年足らずと短いですが、投資開始直後からなけなしの1000万を動かしているので、それなりの緊張感と危機感を持って運用してきました。それだけの痛みも味わいましたが。。。
そんな私は、今思えば2018年前半の上昇相場のような状況でさえ、
がっついて底で買おうとすると逆に、ガクっと調整局面で下落するということを何度も繰り返してきました。
はじめはろくに、本もネットも調べず自分の考えや感覚のみで短期売買してきましたが、
先人のいうことはおおむね正しいと、今ではは思うことが出来ます。
「バカは経験で学び、賢者は歴史で学ぶ」これを知るのが遅すぎるほどに、
社会人になってからの10数年、仕事しか目に入っていませんでした。
仕事以外の知識に乏しい36歳なので、これからは、多くの本に触れ、
知見を身に着けた後に経験も相応に積んで行ければと思っています。
話がズレましたが、株が一時的に売られようが、株価が下がろうが、米中貿易戦争だろうが、
アップルのみならず、会社が突如無くなることは今のところないだろうし、アメリカも中国も存在し続けます。(当然注意は必要ですが。)
きっと両国のバランスをとって、両国に何かしらのうま味がある形で決着がつくのだと思っているので、
(楽観過ぎかも知れませんが。。。)今は持っている株は保持したまま静観、
どうしても新規購入したい場合は、一気に買ってしまうのではなく、
打診買いしながら時間を使って、少しづつ売買で良いと個人的には思っています。
底で買おうなんて思わず、落ち着いて応援したい企業の株を買っていきましょう。
と自分に言い聞かせる毎日です。投資は自己責任。上手く行っても、損を出しても
最終的にうまいところを頂くのも、なんとかギリギリ切り抜けるのも自分次第です。
日々勉強を怠らずに行きましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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