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キャッシュ・イズ・キング-タイに蔓延する不景気マインドに思う-

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ー投資コラム
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ども、おっさんマガジン編集長です。

事業を興す場合も、投資の世界も、サラリーマンの懐事情も、

なんだかんだキャッシュ(現金)を持っている人が強いですね。

 

 

突き詰めて考えれば、自分が何にお金を使いたいかが最も重要で

お金は夢や希望を叶えるためのただのツールではありますが、

今の世の中、お金が無いとやりたいことも出来ない場合が多いですし、

お金が無いとその発想自体も狭くなり、

出来るかできないかを考える選択肢さえ頭に浮かんでこなくなります。

 

ということで、なぜキャッシュ(現金)は強いのか改めて考えてみたいと思います。

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どの資産形態で保有するのか

今回なぜキャッシュについて考えてみたのかというと、

今冬に日本円で振り込まれたボーナスをどのように働かせるかを考えたことが始まりです。

  1. 日本円のまま保有する
  2. タイバーツに換えて銀行で保有
  3. タイバーツに換えてタイ株を購入する

どれにしようかなと考えました。

日本円のまま保有する

タイバーツが高止まりしている現在の状況で、

今すぐタイバーツが必要だという場合でもない限りは

急いで両替する必要はないです。

 

しかし、ただ日本円で銀行口座で眠らせたとしても

ほんとうに眠っているだけで利息などほぼつきませんし、

証券口座も日本には無いので有効活用しているとは言えません。

タイバーツに換えて銀行で保有

日本のメガバンクの銀行利息が0.001%に対して、

タイの銀行はざっくりばっくり0.5%です。

なんと500倍の利息です。

定期預金はそれぞれもっと良くなりますが、

利回りで考えると資金をただロックされるに等しいです。

 

100万円を日本円とタイバーツで保有した場合、下記のようになります。

■日本円の場合
100万円×利率0.01%=利息10円 それに税金がかかって約8円 ※復興特別所得税は除外
1年で10円なんてギャグ以外のなにものでもない
■タイバーツの場合
100万円÷現在の為替3.6baht=約28万バーツ
28万baht×利率0.5%=利息1,400baht 税金15%引いて1,217baht  日本円で4381円
■利息比較
タイの銀行利息4,381円÷8円日本のメガバンク利息=547倍
なんと日本円で持っているよりも547倍も稼ぐ事が出来ます
547倍の利息を貰えるとはいえ、為替変動を無視した場合です。
現在の為替は円安に対して、とんでもないバーツ高

なんと1baht=3.6円ほどです。

こりゃ相当キツイです。

 

観光客や日本円で給与を貰っている人で

他国通貨からバーツに換える必要のある人は本当に大変です。

 

このようなバーツ高の状況ですが、もし現在の為替レートが、

3.6円から3.5円に、少しだけバーツ安に変動したとしたら、

上記の銀行口座での利息稼ぎはどうなるのでしょうか。

■100万円を両替した場合
1baht=3.6円で両替すると277,777baht
1baht=3.5円で両替すると285,714bahtその差額、7,937bahtもの違いがあります。
先ほどのタイバーツでの銀行利息が1年間で1,217baht のでしたから、
両替の時期を少しずらすだけで6.5倍も有る意味稼ぐ事になります。

1bahtあたりたったの0.1円異なるだけでこんなにも差が出ます。

それもそのはず、たったの0.1円とはいえ、%に直すと

3.6円から3.5円に変動するだけで、約2.8%もの違いになります。

 

上記の場合は普通預金ですが、

もしタイの定期預金などで1.5%の利息を貰ったとしても、

為替変動で全く意味のないものとなります。

 

ということで、いつになるかは分かりませんが、

タイバーツがこのまま高いまま下がらないとは思えないので

焦って両替してまでタイの銀行に眠らせる必要はないかと。

タイバーツに換えてタイ株を購入する

現在のタイ株SET指数はまさに迷走中。

NYダウが爆上げ中、日経平均も珍しく追従している中、

中国経済圏の株価は混沌としています。

タイもその内の一つですね。

現在は、1,550-1,600程度のSET指数を行ったり来たりしていますが、

いつ1,500を下回るくらいまで下落するか分かりません。

それは逆を言えば1,700くらいまで騰がる可能性だってあるわけですが、

大きく突っ込むのは今じゃないんじゃないかと思います。

「高配当株で長期投資」を標榜する場合にも、利回りを高く保つためにも

株価が下がった時に買うのが定石です。

 

指数が大暴落する時なんてのは、企業の業績や事業の将来性など関係なく、

否応なしに下落に巻き込まれてしまいます。

 

もちろん暴落の影に隠れて、

事業自体が上手く行ってないような企業を掴んでいた場合はどうしようもないのですが、

企業自体に問題はなく、ただ巻き込まれて下落していただけ場合は、

時間は掛かるかも知れませんが、将来的に必ず適正な株価まで騰がってくるはず。

 

そう考えると、暴落した時にこそ、

将来安定した高配当を得るために、

底値と思われるところで買いに出る、

現金が必要となります。

 

ってことは、今じゃない感ハンパないです。

日本円をタイに持ってくる方法

ちなみに日本からタイにお金を持ってくる方法は、

日本の銀行からタイの銀行口座に送金してもいいし、

日本に帰った時に銀行で現金を引き出して、そのままタイに持ってくる

この二つの方法が主に考えられます。

 

記憶が正しければ、100万円を超える日本円を国外に持ちだす場合は、

荷物検査と出国手続きの間にあるカウンターで申請。

 

タイに到着してからは、入国手続き終わって、預け入れ荷物も受け取ってから

いざ出国!となる直前に係員の人にキャッシュを沢山持ってる旨を伝えれば

事務所みたいなところに連れて行かれて、現金見せてぺら一枚の書類にチャチャッっと記入して終了です。

何も取られたりしませんので、隠れて持ってくる必要も無いし、

ルール通りしっかり申請しましょう。

とはいえ、100万円をこれる現金を持ってくるのはあまりに危険を伴うので、

銀行送金が良いかと思います。

底値で買うという幻想

もちろんどこが底値かなんてものは、

将来振り返ってみて初めて分かるもので、

現在進行中の当事者には到底分かりません。

 

それこそが株式投資の醍醐味であり、自分で判断していく事が大切。

楽しみで仕方がありませんよね。

 

だから、自分が思ったところが底値と判断して、

買いに向かうしかありません。

 

特に現在のタイ株のような状況の中では、

株価が下がる下がると言っておけば、

さも正しいことを言っているかのような感じがしますが、

それで何か得られるでしょうか。

 

短期投資ならまだしも、長期投資を標榜するのであれば

経済全体が成長していって貰わないと株価が騰がっていきません。

特に株価なんてものはマインド次第なので、

下がる下がるって言ったところで何もいい事ありません。

 

そりゃ、今日とか今週とか短期的には下がると判断することはありますが、

長期的に下がるって本当に思ってるなら、投資なんてやるべきじゃないじゃないって思います。

 

私の場合も、「今日は下がりそう」とか思ったとしても、

長期的には、まだタイには成長の余地があると思っています。

当然ですね、まだ先進国でも無いですし、

日本に比べればまだまだ消費欲は高いです。

 

もちろん、このままずーーーーーっと株価が下落し続けると話になりませんが、

少なくともいつの日か再びSET指数は

1,750とか1,800程度まで騰がる日が来ると思っています。

それを信じれないなら他の国で運用した方が良いですし。

大暴落、大暴騰はいつ来るのか

数年後に今現在の株価が底だったと振り返ることになるかも知れません。

一方、今の株価はこの後にくる大暴落の前段階だったとなるかも知れません。

そんなことは誰も知りません。

 

2018年の今頃、NYダウは高値圏だとすでに言われていました。

そこでクリスマスに暴落が起きたわけですが、

このままダウは下がる、今買うのは危険だとまことしやかに言われていましたが、

そこから株価は上りつづけ、2019年の今、最高値を更新し続けています。

 

ネット界隈で言われていた全く真逆の動きをかましています。

「今買うべきじゃない、様子を見るべき、利確するタイミング」

さも正しいことを言っている風でしたが、終わってみれば、

「あの時買うべきだった、すぐに行動すべき、ガチホするべきタイミング」

でした。

 

いくらネットで調べても、本を読んでも、ツイッターで色々見ても、

投資家個人の見解が書いているだけ。それが正解かどうかは誰にも分かりません。

 

結局のところは、自分で判断するしかありませんし、

自分の大切な資金の運用を他人に判断を委ねることほど、無益なことはありません。

定期的に定額を相場に投入しつつもキャッシュ比率はキープ

定期的にタイ株に資金を投下しつつ、

来たるべきタイミングのためにキャッシュはしっかり持っておく。

どっちつかずもいいとこな戦略wですね。

 

しかし、私達はタイ株でギャンブルをやっているわけではありません。

資金の内、何割かはチャレンジトレードを行い、投機やギャンブルと呼ばれるものに資金投下するかも知れませんが、

資産形成の面では、長期投資をベースとして

将来に向けて配当金額を上げられるように分散しつつげる事が大切

キャッシュ・イズ・キングに異論はありません。

しかし、キャッシュで保有したままでは何も得ることは出来ません。

キャッシュで持っておくのも分散、株に投資するのも分散です。

どっちつかずでもいい、ゆっくり確実に金のなる木を育てていきましょう。

ではでは。

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