ども、おっさんマガジン編集長です。
今回は、株式投資を行う上での目的や、
定量的目標設定の大切さについて考えていこうと思います。
私はもうすでにタイ株で株式投資で資産運用を開始していますし、
今さら感は否めませんが、
今後、長い人生を歩みながら投資を続けていく上で
なんとなく投資をするのではなく、具体的な目標を定めておくことが
とても重要なことだと改めて気づいたので
皆さんも一緒に考えて頂ければと思います。
あなたは今、何のために株式投資を行って(行おうとして)いるでしょうか?
■稼げるだけ稼いで悠々自適に暮らしたい
■嫌な仕事なんて辞めて、リタイア生活したい
■3000万円でフェラーリ買って、5000万円で家買って幸せに暮らしたい
人それぞれ様々な目標があると思いますが、
具体的な目標は設定していますか?
定量的目標/定性的目標 両者の違いは?
定量的目標‥‥具体的な数値を目標に掲げる事。
例:50歳までに1億円貯めて、年間利回り5%で500万円ゲットしてそれで楽しく暮らす
定性的目標‥‥内面的、抽象的、感覚的な目標を掲げる事。
例:人生で使いきれないくらいの沢山をお金を手に入れて、
欲しいもの買って好きなもの食べて楽しく暮らす
どうです?
定量的目標の方は、一見賢そうに見えて、定性的な方はちょっとバカっぽいですよね。
言っていること自体の内容はそれど大きな違いはありませんが、
具体的に自分でイメージ出来ている、そしてそれが相手にはっきりと伝わるという点において
定量的目標の方が優れていると言えそうです。
仕事での会議やミーティング、プレゼンなどでもそうですが、
定性的な表現で個人の感覚に頼って、
「非常に多くの」とか、「高い確率で」とかいう曖昧な表現を避けて、
定量的な表現で具体的な数値を挙げて、
「この条件では100件以上」とか、「80%を超える確率で」などと、
個人の感覚に依存しない誰が見ても同じ数値を用いることにより、
より明確に物事をとらえる事が出来ます。
また、具体的な数値を使ってグラフを使用し、
自分の意図する方向に認識(誤認に近い)させるためにマス目のサイズを操作したりするのは
また別の話。
目標自体が曖昧だと、ゴールも曖昧になります。
例えば、マラソンで42.195km走ったあとにあるはずのゴールラインが無くて、
「こっからここまでのどこがゴールになります」みたいなレース走りたくないですよね。
ここがゴールです!って言う明確な目標を決めてから何事も始める事が出来るといいですね。
定性的な目標も大切~幸せの尺度~
ここまでは、定量的な数値目標が絶対!みたいな書き方をしてきましたが、
人間は、相対的に物事を判断する生き物です。
何を真逆の事をと思うかも知れませんが、まずは聞いてください。
これは、人間が物事を判断する際には、
何かと何かを比べて、初めてその物自体を認識できるケースがほとんどだからです。
同級生よりも成績が良い/悪い、あの人よりも身長が高い/低い、
自分の肌は何色で他の人は白い/黒い/褐色だ、あの子よりも体重が軽い/重い、
この食べ物はさっきのと比べて甘い・酸っぱい・辛いなど、
何かと比べる事でしか、自分の感覚や立ち位置を認識できない事がほとんどです。
あくまで特例として、絶対音感などは、
他の音と比べることなくその音の音階をあてる事が出来るから、
相対ではなく絶対という言葉が使用されます。
この「相対」という言葉。
何と何を比べて相対というかは、ケースバイケースですが、
この相対的に判断する際の私たちの感覚というのは、
自分が幸せに暮らすためにとても重要な尺度となります。
幸せの尺度
日本国民の幸福度は低い。
ブータン国民の幸福度は世界No.1。
メディアでよく見聞きしますが、これってどうなんでしょうか。
こう言ってしまっては、ブータン国民の方々に失礼であることは百も承知で言いますが、
どれだけブータン国民が幸せと感じていたとしても、
今の私は、一生死ぬまでブータンで暮らしたいとは思いません。
住めば都というかも知れませんが、楽しみを見いだせる気がしません。
ブータン国民にとっての幸福度はNo.1なのかも知れません。
しかし、私の感覚では、旅行では行ってみたいと思いますが、
ずっと住めと言われたらツラいだろうなと思ってしまいます。
幸せの尺度、比べる幸せの対象の存在を知らないだけではと思ってしまうのです。
偏見も多いにあるかと思いますが…。
例えが正しいかは別として、
とあるホームレスで駅構内の片隅での段ボール生活から、市営住宅に入居できたとしたら、
他のホームレスからしたら羨望の的です。
しかし一方で、六本木ヒルズの高層階でワンフロア貸し切っていた人が
夢破れてどっかのタワマンの低層階に行くことになったら、悲しいですよね。
それでも実際には、普通のサラリーマンでは買えない/借りられないタワマンですよ。
何が言いたいかというと、
個人の感覚も具体的な数値に負けず劣らず大切という事。
ミシュラン三ツ星のお高いレストランでも、
自分が食べられない・嫌いな食材ばかり料理に使用されていたら、
そのレストランに価値は無いですよね。そこらの食堂の方がよっぽどありがたい。
だから、絶対的事実情報をあたえてくれる定量的条件に加えて、
定性的な個人的感覚、これらどちらにおいても自分が納得いくものが
最高の目標や判断基準となります。
理想的な目標設定
ここまでに書いてきた通り、
定量的目標だけでもいけないし、
定性的目標だけでも人生を豊かにすることは出来ません。
なので理想は、
定量的目標をまず設定し
定性的目標でそれを補完する
これが理想的な目標設定の関係性となります。
私の場合であれば、
「資産1億円を築いて年間500万円の利回り確保して自由に生活しながら格好良く年をとりたい」
これがプロフィールのふざけたイラスト周辺に書いてある
「不労所得500万」であり、「かっこいいおっさんになろう」のメッセージの真意です。
実際に株式投資を始めてみると、1億円だと株価変動や信用リスクなどを考慮すると
ちょっと足りないかもと思いはしますが、まずは達成してから考えます。
まとめ
ここまで、定量的・定性的目標について見てきましたが、
あなたの株式投資の目標設定はどのようなものでしょうか。
コメント欄で教えて頂けると嬉しいです。
妄想上等‼見ない夢は叶いませんから(-.-)
株式投資を行う上での目的は一言で言えば、お金を増やすことだと思いますが
いくらまで増やしたいと考えるかは個人個人それぞれ。
人間の欲望に際限はないことを認識し、
目的「ゴール」を具体的な数値目標で表現し走り始めること。
そうしないと、
いつまで経っても満足することが出来ず、
儲かっていようといまいと、どこまでも不満や不安に悩まされることになります。
金額やそれを達成する時期、買いたい物、老後資金はいくらあれば良いのか。
ただ漠然と「お金が欲しい」というなんの具体性もない願望だけだと、
いつまで経ってもゴールを迎えることは出来ません。
生きていく上でお金は必要です。
しかし、お金のために生きるのは違うと思います。
まずは株式投資で稼いだお金で何をしたいのか。
それにはいくらいつまでに必要なのか。
少しずつ具体化し、目標設定できると良いですね。
ではでは。