儲けより損失を重要視する
どうも、おっさんマガジン編集長です。
あなたは、投資活動における「リスク」についてどうお考えでしょうか。
獲るべきリスクもありますが、後から振り返ってみると、
リスクは高いわりに期待出来るリターンが少ない、
不要なリスクも数多くあります。
あなたの人生時間の大半を費やしてきた仕事で、
長年かかって貯めた大切な貯蓄も
増やすことが目的で始めたはずの投資活動で
あっという間に失われることもあります。
逆に仕事から得られる報酬で行う地道な貯蓄とは異なり、
投資には短期間で資産を大きく増やすチャンスがあることもあります。
しかし、いずれにせよ「リスク」がコントロール出来ていないと、
たとえ素人が数回のトレードで運よく大勝したとしても、
数多くのトレードを繰り返して行けば、
確率の法則から実力の伴わない人はその資産をいつか失うことになります。
株式投資におけるリスクと儲けは、必ずしもトレードオフの関係ではありません。
タイミングによってはトレードオフの関係の投資対象もあるかも知れませんが、
そう思う時にはだいたい、
勝ち組の手のひらの上である可能性が高いことを承知してそのトレードに乗るか反るか考えてください。
例えば、2017年12月中旬までの急騰中のビットコインなどがこの例にあたると思います。
暴落するよりも前に買って、ちょっとでも上がったら売る。
しっかり売ってさえいれば誰でも儲かっていたはずですが、
騰がり続け、毎日含み益が増えるビットコインを、
勝っている間に売り抜けられた人がどれほどいたのでしょうか。
そのタイミングで売り抜けられた人は、
世間一般が盛り上がるだいぶ前に購入して、
一般人が大量に参入する頃にはすでに儲かっていた人だと思います。
なので、わざわざとる必要のないリスクは、避けていきましょうというお話です。
今回は私たちの大切な資金を守りつつ、
どうやって増やして行くのかを考察する
「リスク管理」その中でも「分散」について見ていきましょう。
「銘柄」を分散すべし
株式投資をスタートし、銘柄を選び始めると、
気に入った銘柄に関しては、良いところばかりが目につき、
「どう考えたって、この銘柄買うしかないでしょ」と、
意味不明な自信に憑りつかれることがあります。
そうなると、他の銘柄を買う事が資金を浪費しているような感覚になり、
目をつけた銘柄に資金を集中投下したくなります。
安心してください。
きっとそれはあなたの思い込みです。心おきなく他の銘柄も買ってください。
絶対に「資金」は1点集中などせず、分散してください。
考えてもみてください。
歴戦の投資家、有名で優秀な投資家の方で、
資金を集中投下している方がいますか?
きっとどんな投資家でも、1点集中など絶対に行っていません。
なぜなら彼らは、「投資に絶対なんてものはない」と思っているからです。
今更言う必要もないほど当たり前の事実です。
情報の入手速度も量も確度も、その情報を処理、扱う能力にも長けた彼らでさえ、
資金の分散を行っているのです。
「情報」に関して、何一つ勝てることの無い弱小投資家の我々が勝てるのは唯一、
「なんの根拠もない株価予想への思い込みの強さだけ」です。
そんなもんなんの意味もありません。
大人しく資金は分散して投資を行いましょう。
ちなみに、私は各銘柄10%程度が良いと考えています。
これが1,000万円とか、1億円とかになると
また違った世界があるのかも知れませんが、
少なくとも3,000万円程度までは、10%程度に分散で十分だと思います。
そうしておけば事故的に1つの銘柄が暴落してしまったとしても、
最大損失は10%に抑える事が出来ます。
10%というと分かりづらいですが、簡単に言えば、
「投資資金を10個の銘柄に分けて購入すればよい」だけです。
簡単ですね。
なので、特定の銘柄に固執せず、
資金を投下する「銘柄」の分散はしっかり行いましょう。
また、局所的な暴落ではなく、世界的な暴落の時には
いくら分散していてもどうやったって影響は受けます。
それが怖いようであれば、一度現金に戻して手元に置いておくと良いと思います。
また、資金投下する各銘柄の所属する産業(セクター)にも注意しましょう。
私は家を建てたいとは思わないのに、不動産への興味はあることもあり、
不動産株の比率が高くなっています。
しかし、株価が落ちるときは、セクター全体が巻き込まれることが多いです。
なので、興味のないセクターに投資しろとは言わないまでも、
「銘柄は分散してるけど、全部同じセクターに属している」となると
とてもリスクが高くなるので、
ある程度は、特定のセクターだけに集中せず、分散投資しましょう。
「期間」と「金額」を分散すべし
このように、購入する銘柄を決めたとしても、
買う時に一度にすべて買い付けてはいけません。
「期間」と「金額」も分散します。
ちなみにスイングトレードなどの短期投資でも
打診買いからスタートすべきですが、
長期投資ならなおさら分散するべきです。
今日が買い時のタイミングだと自分では
「期間」と「金額」
思っても、
明日・明後日・1週間後・1カ月後に下がっている可能性もあります。
突如くる暴落はもちろんのこと、
あらゆる銘柄の株価は日々の他銘柄の株価変動の影響を受けます。
全く関係のない銘柄の株価が、巻き添えで下がったり、騰がったりもします。
なので、よほど「このタイミングしかない」と思わない限りは
買うタイミングも金額も分散したほうが良いです。
基本的には、「期間」と「金額」も分散しましょう。
また、「このタイミングしかない」と思った段階で、
実はすでにそれはあなたの主観でしかありません。
あなたがそう思うということは、
周りの投資家もそう思っていると考えて良いので、
おそらく株価は逆に動いていきます。
みんなが「騰がる」と思うなら、株価も騰がっていくだろう!
と思うのは早計です。
これは投資家で儲かっている人の割合を考えればすぐに分かります。
短期投資を投資を行う大半の方は「負け組」です。
数多くの新規参入者が登場し、あっという間に損をして
ことごとく市場から退場していきます。
勝っている(市場で生き残っている)のはごく一部の個人投資家や機関投資家です。
なので、大多数が「騰がる」と思うということは、「下がる」ということです。
だって、みんなが騰がると思って実際に株価が騰がるなら、
みんなが勝ち組になっていないとおかしいです。
簡単ですね。
だからといって、根拠の無い逆張りばかりしていてもうまくはいきませんよ。
まとめ
さて、今回はわたくしおっさんマガジン編集長が
「分かっちゃいるけどやめられない、資金の集中投下」の
自身への戒めとしてページにまとめました。
「銘柄」「期間」「金額」は「分散」して投資すべし。
一発逆転を狙うなら、株ではなくてレバレッジの倍率がもっと高い
FXなどを行うべきです。リスクも高いけど、見返りも大きいです。
FX投資家のすべてがギャンブル投資家とは思っていませんが、
私のレベルだと知識と相場分析能力がありませんので、
丁半博打と変わりません。あくまで「私のレベルでは」です。
FX投資は株式投資よりも、もっと幅広い知見が必要だと思います。
なので、私はもうしばらく「株式投資」その中でも、
「タイ株」でのんびりと「分散」を実行できるように気を付けてトレードしたいと思います。
それでは、今回も最後までお読み頂きありがとうございます。
他の記事も読んでみてくださいね(^^)/