今日のタイ株 2019年10月17日
SET指数 1,632.80
ども、おっさんマガジン編集長です。
今日のタイ株は寄付きこそ買い優勢で良かったものの、
時間が経過するごとに売りが重なり、終わってみれば下落。
私の保有株もしっかり下落となりましたぁ(●´ω`●)
バーツ高が及ぼす影響
自国の通貨が高くなるとマイナス影響を受けるだろうなと連想するのが
輸出業と、観光業です。
特にタイの場合は
観光客の訪タイ人数が4,000万人を超える観光立国であり、
観光業が経済のエンジンと言えるところも多々あるかと思います。
そんな中、昨日もパッポンの人通りが寂しかったという話をしましたが、
タニヤ・パッポン周辺のみならず、最近バンコクの街を歩いていて、
韓国人や中国人の観光客があからさまに減っていると感じます。
ロシア人とかヨーロッパ系のバックパッカーは
そもそもあまり遭遇していないのであまり印象に残っていませんので、
なんとも言えませんが、韓国と中国は目に見えて減ってきているのではないでしょうか。
ちなみに、ちょうど1年ほど前の為替と現在を比べると、
バーツ元では、約8%のバーツ高
バーツウォンでは、約11%のバーツ高
バーツ円では、約3%のバーツ高
バーツUS$では、約6%のバーツ高
となっています。全部バーツ高。
こりゃぁ、円からバーツにするのも躊躇してしまうはずだわ。
日本円はそれほど変わっていないとはいえ、躊躇する中、
それよりも下落している韓国ウォンとか中国元から積極的には変えられないだろうなと率直に思います。
韓国はウォン下落の危機的状況、中国は米国との貿易関税戦争など
旅行してる場合じゃない。景気良くしてよって話かも知れませんね。
通貨安競争、為替操作国
日本もアメリカから言われることもある自国通貨を安くするように操作する為替操作。
昔は世界第2位の経済大国であった日本が、
バブル崩壊してからの20年で苦しんでおり
これが世界に波及すると問題があると判断して為替介入は容認されていました。(今となっては30年だか40年だか良く分からないくらいまで長引いていますがw)
ある程度の為替介入には目をつぶってくれていました。
しかし、他の主要各国の経済も不況を呈してくると、
なんで日本だけ為替介入してるんだと反発が高まっており、
あからさまな介入は問題があります。
各国みんな、為替介入して自国通貨を安く、輸出で外貨を稼ぎたいんですね。
ここでふと思ったのは、
自国通貨安は、その国のキャッシュフローに貢献して、
自国通貨高は、その国の資産総額に貢献しますが、
その国の持てる資産を最大化したいと思いそうなものですが、
実際には、みんな自国通貨を安くしたいってことは、
現代においてはキャッシュフローが資産総額よりも
大切ってことですね。金が回ってるとこが強いってことだと感じました。
せこせこお金を貯めて、なるべくお金を使わないようにしているケチケチマンより、
貯金はあまりないかも知れないけど、ガンガン使って、ガンガン稼いでさらに自分の事業などでお金をぐるぐる回しているホリエモンみたいな人が
より強いってことでしょうか。
サラリーマンの兼業投資家としての資産運用も良いですが、
やっぱりどこかのタイミングで自分の事業を作りたいですね。
さて、話を戻しまして
自国通貨高は、輸出業の業績をプラス方向に導きますが、
あまりに露骨な為替介入は、景気を良くしたい各国間で貿易摩擦を生み出す可能性も含んでおり、
状況を正確に見極める必要があります。
タイバーツは元より、日本円も入手して、
海外で両替して投資している私のような場合には、
自国通貨が高ければ高いだけ優位ですが、
国の経済を考えるとまた違っているんですね。
これがバーツから円に換えるとなると全く逆の感じ方にはなるのですがw
ちなみに現状では、円安進み過ぎていて両替する気がおきません。
株を購入するタイミングと、円からバーツに換えるタイミング。
どちらもタイミングを計ると大体はずすことが多いので、
盲目的に月始めとか月末とか、タイミングを固定して、
個人の感覚に頼らず、機械的に両替・買付とした方が良いのか。
悩むところです。
今まとめて両替したとしたら、
絶賛下落中のSCCにぶっこみたくなること間違い無し。
うーむ、難しいですね。
今日のところはではでは。