「プライドを捨てろ」
「プライドを持て」
この二つは「プライド」という単語を使った
捨てろと言ったり、持っとけと言ったりする
全く相反する言葉です。
この2つは、タイミングによって使い分けると認識している方も多いですが、
全くの間違いです。
この2つの「プライド」は、
向けられる対象によって使い分けます。
それは、自分自身に対するものか、
自分が生み出す成果物にたいするものかのどちらかです。
ローランド先生の名言「俺か俺以外か」と同じくらい明確に違います。
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私は読んでませんけど、Youtubeで見る限り一読の価値はあると思います。
Twitterでも意地悪いコメントや質問をサラリと見事に躱していたり、
年下とはいえ、尊敬できる人だと思います。
最近はもっぱらRoland先輩をYoutubeで信仰しているおっさんです。
すみません、話がズレました、元に戻します。
これら2つの言葉には、下記の()で隠された言葉が含まれます。
「(自分の身勝手な)プライドは捨てろ」
「(自分がもたらす成果には)プライドを持て」
上記を日本語で表現すると
「(クソの役にも立たない己の)自尊心は捨てろ」
「(自分のやっていることに)誇りを持て」
もしくは、
過去の自分自身への自信や自負などは捨て去り、
未来の自分が生み出す成果物に対しては誇りを持って臨めってこと。
40歳も手前になってくると、若手の時のように
上司、先輩、同僚からハナからダメ出しされるようなこともなくなり、
ある程度自分の意見が通るようになります。
これはこれで仕事も思ったように進められるし、
良い方向に進んでいるのであれば最高のことなのですが、
いつも自分が出す答えが正解だとは限りません。
時には間違った方向に進むこともあるでしょう。
しかし、周りから自分の意見が認められる環境に慣れてしまうと、
自分とは異なる意見や、アイディアを出された時に
意固地になったり、他人の意見を素直に認められなかったり
良い事なんて一つも無いし、そんな心根では
成長など望めるわけがありません。
頑固親父っていうのはまさにこの状況だと思います。
転職35歳限界説も、こういったことから来ているのだと思います。
また、仕事や職場を変えずとも、
今の職場でもいつも素直な心を持つことを意識し
過去にとらわれ固執などせず、
未来への成長や改善に向けていつも素直な気持ちで物事を捉え考える。
そんな人で有りたいなと思います。
ではでは。