ども、おっさんマガジン編集長です。
タイに来て、人生で初めてマイカー(ホンダのBR-V:東南アジア限定販売)を購入してからもうすぐ2年が経過します。
初めてといっても、実際には、ローカル中古車ディーラーに(騙されて)購入してすぐに
ラジエーターとエンジン周りの問題が発覚、即売りしたCR-Vも購入経験ありますが、
すぐに売ってしまったし、嫌な記憶なので無かったことにしておきます(-.-)
BR-Vは、中古車買って苦労したCR-Vの経験を活かし、
新車で購入し、走行距離は現在6万キロ弱。
ざっくり地球を1.5周分走破した計算です。
1万キロごとに定期メンテを受けているので、
年末に6回目のメンテナンス予定です。
中古CR-Vのエンジン周りの不具合発生経験から、
エンジンルームから何色のオイルが漏れていたらヤバいとか、
ラジエーターとはなんぞや、ぶっちゃげヤバい時は水道水でもなんでも冷却水として入れときゃなんとかなるとか、
トレーニングでも無いのにエンジンの止まった自動車を道路で
後ろから汗だくで押す経験など色々と経験させて貰い、
高い授業料ではありましたが、確実な新車での購入に至りました。
今日は、日本に住んでいる家族に年間3万キロ走ってるって話をしたら、
「そんなにたくさん走ってたら、すぐ使えなくなっちゃうよ」
なんてふざけたことを言われたので、なんじゃそりゃと思い、
自分なりに自動車の走行距離について色々と調べてみました。
年間走行距離は1万キロがベスト
中古車サイトや、知恵袋、ブログなど色々と見てみました。
すると、中古車を買う時には、年間1万キロ程度使われている車が、
「走って無さすぎす、かつ走り過ぎてない」絶妙な距離みたいです。
そして、おすすめの累計走行距離は
約3万キロ~せいぜい5万キロくらいまでの車。
それ以上の車は買っちゃダメという意見が多く見受けられます。
なぜなら、後述するタイミングベルトという自動車にとって大切なパーツの寿命が
10万キロと言われているので、
その10万キロまでに余力を持っているせいぜい5万キロの累計走行距離が良いのだという話です。
少なくとも私よりは車に詳しい人が言っているみたいなので、
その人にとって嘘ではないと思います。
しかし、これは事実なのでしょうか。
ただの中古車市場において少しでも優位に車を買い取る・販売するためのポジショントークではないでしょうか。
私は、車の知識こそ足りていないと自認していますが、
この中古車市場における自動車の走行距離と販売価格の評価について
少しだけ考えてみました。
年間1万kmの走行距離とは
車なんて走ってナンボだと思っています。
あ、スピードではなく、距離ですね。
年間1万キロでの走行距離という事は、
ー1ヶ月 10,000km÷12カ月=約833km
ー1日 833km÷=30日=約28km
一日でたった28kmとか走れないことになります。
自宅から職場まで14km以上離れていたら、その往復だけでもうオーバーです。
土日は職場に行かなくてもいいかも知れませんが、たまには遠出もするでしょう。
ということで、押し並べて30日で平均化して考えますが、
往復14kmくらいだったら、自転車でもイケる距離です。
私がロードバイクにハマっていた4年前は、
毎朝30km走ってから会社に行っていたので、
余裕で行けます。車必要ありません。
そりゃぁ、雨とか台風の日は無理ですが、
1万キロの走行距離を気にするくらいならば、
おっさんの価値観と照らし合わせると、チャリ使って雨の日はタクシー使った方がマシです。日本ならバスか電車ですが。。。
走行距離=車の劣化ではない
走行距離が増えるに伴って、
下記のポイントの劣化や問題発生が指摘されています。
■タイミングベルトの劣化
■足回りの劣化
■バッテリーの劣化
■タイヤの劣化
勘違いしてはいけないのは、この世の物質は全て時とともに変化するということ。
いわゆる経年劣化ですね。車だけではありません。
私達のカラダも同様に、20歳を過ぎたら
放っておいたら自然と劣化することはあっても、
能力が向上することはありません。これも経年劣化。
車も同様だと思います。
メンテナンスすれば品質をキープできるし、
部品を交換すれば、新しい機能を追加したり、能力アップだって望めます。
調子が悪くなった=車の買い替えというのはあまりに浅はかかと思います。
それでは、劣化が怖いと呼ばれる各パーツについて見てみましょう。
タイミングベルト
タイミングベルトに関しては、とても重要な部品みたいです。
エンジン内部のクランクシャフトとカムシャフトの回転を同期させ、
ピストンとバルブとの接触を防ぐ大事な物。。。らしいですが、
正直よく分かりません。
仕組みは理解していませんが、とりあえずこのタイミングベルトに問題が発生すると
エンジン本体に重大な問題をもたらすということみたいです。
しかし、高温で劣化しやすい樹脂製であるタイミングベルトの
寿命が10万kmと言われているのに対し、
私が乗っているホンダのBR-Vで採用されているのは、
金属製のタイミングチェーンであり、
その想定寿命は30万kmと言われています。約3倍です。
なので、6万キロしか走っていない現在は、まだまだイケるはず。
足回り
これは、車に乗車する上でとても需要で、
これらが劣化すると不快な乗り心地となる主因になります。
特に地面からタイヤで受けた衝撃を吸収してくれるはずのサスペンションがダメになると、
走行中の快適さは耐えがたいものがあります。
タクシーでもよくありますよね、
衝撃がモロにケツと腰に来るような状態の車。
ショックアブゾーバーやスプリング、タイヤ接合部など、
サスペンション一つとってもで様々な要因が考えられるようなので、
普段の乗り心地から少しでも異変を感じるようなら、メンテに出しても良いかも知れません。
また、タイの場合はこのように、スピードを強制的に落とさせるために、
郊外だと特に道路を盛り上げている箇所(スピードバンプ)が至るところに設置されています。
それに気づかずに走行してしまった時の衝撃やサスペンションへの影響は測り知れません。
画像のように分かりやすいものではなく、道路の色と材質も同じで、
ただ盛り上げている場所もあるので、注意が必要です。
バッテリー
車の寿命とは全く関係ないと思います。
ただ交換すれば良いだけ。
私は新車購入して1年経過したかしないかくらいの頃に
定期メンテで交換しました。
タイヤ
これも車の寿命とは全く関係ない話。
溝が無くなってきたら交換すれば良いだけ。
このタイヤというパーツは、自動車制動の大きく寄与するパーツですし、
実際地面と接地しコントロールできるのはたったの、
各タイヤ15cm×4つ=60㎝ほどしかありません。
命を預けていると言っても過言ではない大切な物なので、
ケチらずに良いものを使うべきかと思っています。
交換期限や視覚的なひび割れも重要ですが、何より溝が無いと滑る滑る。
自分の車ばかり乗っていると徐々に削れて気付かない事もあるので、
定期メンテなどで、第三者に見て貰うのも良い機会かと思います。
正直、毎日毎日車の状態チェックなんてしないですし。
また、定期メンテは無くとも何か走行中に感じたら、車を止めて確認すること。
先日、タイムリーな話で鋭利な石が刺さって、結果的にパンクした時も、
スピードを緩めていたから良かったものの、
もっとスピードを出していたらと思うと恐怖です。
人生において、初めての自動車でのパンクでしたが、
このページをシェアしようと思ったきっかけの一つになりました。
良い経験でした。そしてYoutubeは偉大。
色々な先生のおかげでタイヤの交換もそこまで苦労はしませんでした(●´ω`●)
そして、その時初めてタイヤショップに車を持ち込んだのですが、
2本タイヤを交換して貰っている間に店をウロウロしていて人生ではじめて
「ワイパーって交換するもんなんだ」と気づきました。
そりゃそうだ。樹脂製というか、ゴム製ですもんね。
なんか最近の雨はなかなか乾燥しないなと思っていましたが、
雨のせいじゃなくて、ワイパーが原因だったみたいです。
交換したら、嘘みたいに水はけが良くなりました。
知らないって怖い。
まとめ
さて、これらのケースを見ていくと、あくまでも各パーツの問題であって、
車全体に関わるような問題ではないということ。
エンジンがダメになったとか事後で車体がボロボロとかにならない限りは、
大体のケースにおいては、パーツ交換すればその車を乗り続ける事が出来るのだと思います。
ただ、パーツ交換も無料ではありません。
その対価と、車を乗り換える費用、日本の場合はさらに車検費用。
これらを比較して、修理するのか、新しく車を購入するのか検討したいですね。
ただ、昔ながらに○○km走ってるからもう変えたほうがいいとか、
たった○○kmしか走って無いからこの中古車は良いとか、
そんなものは表面的な物でしかありません。
比較的古い車でも、しっかりメンテしていれば車の状態は良いし、
ワンオーナーの年式が新しい車だったとしても
乗り換えるの前提で全くメンテ無しだったらろくでもない車もあるかも知れません。
走行距離は大事な判断ポイントではあるけど、他にも見るべきポイントは沢山あります。
必要条件ではあるけど、十分条件ではないです。あくまでもメンテがありき。
中古車販売業者のポジショントークに惑わされず、
しっかり自分で判断しましょう。
仕入れは安く、売るのは高く。
これが商売の基本です。
廃車業者が無料で車を引き取ってくれる理由。
中古車売買業者が自社が一番高く買いますという理由。
どれも、彼らが仕入れたその先に売り渡す客がいるから手間を掛けてでも彼らは欲しいのです。
ゴミ同様の物をタダで引き取るだけ引き取って、
費用を掛けて処分する仏様みたいな企業はありません。
あくまでも企業は営利団体であり、慈善事業でやっているわけではありません。
そのみんながゴミだと思っているものに
本当はまだ残された価値があるから
みんな喜んで引き取ってくれるのです。
せっかく私達の大切なお金を使って購入した以上は、
しっかりとその価値を享受してからてから手放したいですね。
修理にしても、買い替えるにしても、
コストと得られる利益のバランスを冷静に判断しましょう。
最後に、長く乗っていきたいと願う愛車の
取り扱いで注意したいことを記して終わりにしたいと思います。
ー乱暴な運転…急発進、急ハンドル、急ブレーキ 基本的に「急」はダメ。
ー定期点検を受ける…大事が起こる前に、気づいてメンテ。
ー傷は早めに直す…車に自己治癒能力はありません。錆びたら元には戻らない。
ではでは。
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