いつまでそんな台打ってんの?
ども、おっさんマガジン編集長です。
いきなりですが、あなたは現在何歳でしょうか。
ちなみにわたしは、現在36歳で、もうじき37歳になります。
本能寺で明智光秀に追い詰められた織田信長が「敦盛」を舞ったのが今から400年ほど前。
その頃は、「人間50年」の寿命でしたが、
現在では、80歳を超える平均寿命となっています。
しかし、80歳くらいが寿命と言えども、
実際には、健康寿命と呼ばれる心身ともに健康で
日常的・継続的な医療・介護に依存しない年齢が
男性では72歳くらいと言われています。
ここから考えると、私は現在36歳です。
あと2か月もしない間に、誕生日を迎えるので、
人生の健康に過ごせる期間の折り返し地点から走り始めることとなります。
いかがでしょう、あなたは現在、どの地点を走っていますか?
死ぬまで打ち続けるつもりですか?
給料が入ったらソッコー現金おろしてセカセカとパチ屋へ毎月の貢ぎ物を献上。
いつものごとく負けたらイソイソと帰宅して。
「帰りながら二度とパチンコ・スロットなんてシネー」とか誓いつつも、
明日になったらまた、ノコノコといつものクセであの騒音とタバコ臭いあの空間に帰っていく。
本当にやりたくてやっていますか?
これだけ負けて、今更やめられないとかくだらない理由から脅迫観念で
通っているだけではありませんか?もしくは依存症か。。。。
浪費してるのはお金だけじゃない
勝ち負けの収支を付けている人は、まだ良い方で、
完全にどんぶり勘定で、今日は勝った・負けたと主観たっぷりの曖昧な記憶のみ。
月間や年間の成績、ましてや、ギャンブルを始めてから勝ってるか負けてるかなんて
全く分からないなんて人が大半ではないでしょうか。
「生涯成績では絶対プラス」とか言っている人をこれまで何人も見てきましたが、
実際問題どうなんでしょうね。その人のことずっと見てるわけじゃないので、
知りませんけど、スゴイデスネくらいしか言えません。
ちなみに私はボロカスの負け越しギャンブル人生です(-_-メ)
また、勝ってるか負けてるかも大事ではありますが、
その勝ちを得るために、一体どれほどの限られた人生時間を浪費したのでしょうか。
ここで試しに計算してみましょう。
1日で5万円勝てたとして、10時間店にいたら時給で見れば5千円です。
こう見ると、素晴らしい時給ですね。
よくありがちな1万円くらい使って、運よく3,000枚くらい出る感じでしょうか。
この勝った記憶ばかりが残って、負けたことを忘れてしまうからハマってしまうんだと思います。
ここで冷静になって計算してみましょう。
5万円を得るために費やしたもの
実際問題、何回に1回こうやって5万円も勝つことが出来るでしょうか?
スーパープラスに記憶を回想して、
3回に1回勝てると考えて、時間にして30時間を費やすことになります。
勝てた日以外の、2日間の負けは1日あたりなんとか2万円に抑えることができたとして、
結果的に5万円ー2万円ー2万円で、終わってみれば3日間30時間で1万円の勝ち。
時給換算すると333円です。
この勝ち額333円のギャンブラーでさえ、
パチ屋には、ほぼ存在しないと言われている勝ち組になります。
勝ち組とはいえ、
得られる金額が333円/時間って、どうなんでしょうか。
これを1か月続けたとして、いくらになるか計算してみましょう。
ー店舗滞在時間 10時間×30日=300時間
ー勝ち額 10日×5万円=50万円
ー負け額 20日×2万円=40万円
ー通算 50万円ー40万円=10万円
一か月で300時間稼働して、たったの10万円です。
令和元年の現在、日本の最低賃金は790円なので、
この半分以下の時給換算となります。
しかも、パチ屋に通う大半のお客さんは負けているので、
お店に行けばいくだけマイナスとなる計算となり、
最低賃金との比較とか、稼ぎが少ないとかの問題じゃないです。
サラリーマンスロッター・パチンカーの場合は、
時間や日数こそ異なりますが、確実に大した額の勝ちにはなりません。
たまに勝つことはあっても、負けている日があります。
そもそも論
パチ屋がある場所の地代と、そこで働く人たちの給料を考えれば、
客が勝つ見込みなど、鼻くそほどもないと気づきそうなものです。
大手グループの正社員なら平均年収をはるかに超える金額だし、
アルバイトの時給でさえ、1,000円とか1,200円とか普通に超えてきます。
先ほどの最低賃金790円と比較すると1.5倍です。
確かに決して綺麗ではない店内の空気であったり、パチンコ玉やメダルを運ぶ、
補給するなどのきつい環境という事が影響していますが、
それでも手っ取り早く稼ぐにはいいですよね。
この給料を払っているのも、お客さん。
賃料を払っているのも、お客さん。
どうですか、それでもパチ屋にまだ行きますか?
でも、本当はこんなことは分かってるんですよね。
「そんなお店の養分になるような奴らにはならない。俺は勝ち組だ」と
思ってまだ通いますか?
では、次は今なぜ小規模パチ屋の閉店が止まらないのかを見ていきましょう。
パチ屋が閉店する理由5つ
お客さん勝って、儲かってるからじゃないですよ。
潰れるほどお客さんに還元する店なんてありません。安心してください。
規制の強化
射幸心をあおるとか言いながら、どんどん規制が厳しくなっています。
そもそもお国としては、パチンコ・スロットはギャンブルじゃないって立場なのに、
射幸心も何もないだろうってのは、また別の話。
特にスロットの5号機、さらに6号機とかどう考えても
勝てると思えません。
まぁ、4号機時代でも当時勝ってたかどうかなんてもう分かりませんが。。。
新規顧客が増えない
「老後に何もすることがなくて、パチ屋に行きはじめる。
行ってみると意外や意外、老人ホームばりにおじいちゃん・おばあちゃんの
さもしい集いの場になってる。」
残酷な事を言いますが、老人はじきに歩行も困難になり、パチ屋には行けなくなります。そして亡くなります。
そして若者は、パチ屋でお金を使えるほどの稼ぎも無く、
なけなしの金を握りしめて店に行ったとしても、上客とは成り得ません。
昔のように時速5,000枚とか1発ミラクルをかましただけで行けるような環境ではなく、
ミラクルなタイミングで、ミラクルなレア訳引いてやっとチャンスゾーンとか
派手なだけで100枚も行かないような疑似ボーナスとか。
ギャンブルに嫌気がさして卒業することはあっても、
好き好んで入学する理由が今見当たりません。
出玉減からの客離れ
新規顧客のみならず、既存客もスーパードMでもない限り
ずっと負け続けることは出来ません。
出ない・勝てないのに通う意味はないので、賢明な客は辞めているのです。
新台がアホみたいに高い
ひと昔前と比べて、なぜ新台が高くなっているのか。
それを考える為に知らないといけないのは、
この世の中は、平等ではなく、ピラミッドの一番上が一番強いということです。
川上、川下とも言います。とくかく上とつく方が圧倒的に優位です。
パチンコ業界の構造を簡略化して、
[遊技台メーカー・パチ屋・客]3者の関係をみてみましょう。
◆ピラミッド 上段〈遊技台メーカー〉
ここに存在するのは遊技台メーカーです。
だって、遊技台が無ければ、パチ屋もお客さんも存在しませんから。
当然開発するには、費用を必要ですので、
それを加味して台の売値を決定します。
その時、パチ屋自体の数が減り、売れる台数も減ってきているので、
台ごとの値段を上げて収益を保とうとします。
そうなると当然、1台あたりの値段が高くなります。
◆ピラミッド 中段〈パチンコ・パチスロ店〉
ここにはパチ屋が入ります。
だって、パチ屋が無ければ客も存在しませんから。
パチ屋は上記の理由で高くなった台の費用を回収する為に、
出玉も出せないし、客を引き付ける・繋ぎとめておくことが出来ません。
◆ピラミッド 下段〈パチ屋の客〉
ここは当然パチ屋にノコノコやってくるお客さんです。
残念ながらこれ以上に、下の存在はありません。
頑張って他で稼いだお金を握りしめてパチ屋に行きますが、
見事に負けて、どんどんお金を吸い取られて行きます。
借金にまで手を出さずに気づくことが出来れば良いですが、
いずれにせよずっと負け続けることは出来ませんので、いつか居なくなります。
居なくなった分、新規顧客を補充していくのが、パチ屋ビジネスだったのですが、
その新規顧客が増えずに減る一方の状況です。
そして、
客が減る⇒パチ屋の経営が成り立たなくなる⇒
メーカーの遊技台の売れる台数が減りもっと高くなっていく。
この悪循環に陥っているのが、現在の「新台がアホみたいに高い理由」です。
大手グループに勝てない
小規模パチンコ店は、マーケティングの面でも、
資金力の面でも全国的な大手グループには絶対に勝てません。
もし大手グループがその地域を独占する為に
小さな店舗を潰してやろうと目をつけられたら、
たった数店舗で採算を取らないといけないような弱小グループでは、
数カ月に及ぶ大手グループの出玉演出についていける訳がありません。
基本的にはポンジスキームと同じようなもん
◆ポンジスキームとは
詐欺の一種。「出資して貰った資金を運用し、その利益を出資者に還元する」と言っておきながら、実際には運用などせず、後から後から入会してくる出資者の出資金を、以前からの出資者に運用で儲かっているようにふるまい分配すること。 byウィペディア
パチ屋は運用こそしてるなんて言わないし、客もそんな風に思って居ません。
そこがミソで、
ポンジスキームに引っかかるような人は、
少なくとも「運用で稼いだ金が配分される」から配当を貰えるって
なぜお金が貰えるのかを考えてる分マシです。
それでも考えてが至らないことには変わりませんが。
一方で、
パチンコ・スロットに通っているような人は、
「なぜ自分のお金が増える可能性があるのか、考えてもいない」人が大半です。
儲けの源泉となる存在自体の事を考えていないので、
なぜ勝てないかが理解できないのも当然です。
「パチ屋の運営費用であるクソ高い賃料や人件費+収益」
これを補う以上に負けてくれるお客さんが居ない限り、
あなたが勝つことはありません。
あるとしたら、その店はすぐに閉店に追い込まれます。
みんなのお金をみんなで取り合う。
みんなで出した以上のお金の総計が増えることはない状況で、
まずパチ屋が費用を回収する時点で、ゼロサムゲームでさえありません。
誰かが勝ったら、誰かが負ける。
それだったら良いですが、パチ屋がまず勝ってからスタートなので、
厳しい戦いです。
そんな厳しい戦いに身を置く必要はありません。
ドMでない限りは。
もし負けている人は
先ほどの計算のように、時給333円でも勝ってる人はまだマシですが、
実際、勝ってる人っているんでしょうか。
私には信じられません。
局所的に勝ってる人は居ます。私もたまにはあります。
たまに万枚出したり、5000枚連発なんてこともあるでしょう。
そんな時は気が大きくなり下手な買い物したり、高いもん食ったり、奢ったり。
儲かった勝ち分は、実際には使って無くなってるのに、
脳内に残っているのは、「俺は勝ってる、パチ屋は儲かる」みたいな記憶なので、
ラッキーにも勝った分は全部ギャンブルに突っ込んでも良いみたいな解釈になっています。
もしこうやって、勝った分全部ギャンブルで使ったとしたら、
買い物・食べ物・奢った分は、すべてただのマイナスになってるという構図です。
私が言わなくても本当は分かってますよね。
今だから冷静になって考えられますが、実際問題毎月10万、
ボーナスとか考えると月15万円とか献上していたと思います。
怖いことに、少なく見積もってこの金額です。
スロやってる人ならいくらでも経験あると思いますが、
給料直後に朝から投資が止まらず、気づいて見れば天井。
クソ天井補償終わって、熱くなってさらに追い金。いい加減に見限って、
次の台でも天井付近まで。
みたいな。
これやると1ヶ月ではなく、たった1日で平気で10万円飛びます。
たった1日ですよ。今だと考えられません。
家賃、飯代。それ以外全部スロットみたいな生活をしていました。
まぁ、これはスペシャルな負けだとしても、
月間10万円負けていると仮定しましょう。
年間にすると10万円×12ヶ月でなんと120万円もの金額となります。
毎年120万円投資して、10年間3%で運用したら
毎年120万追加投資し3%で複利運用 | ||||
運用額 | 利率 | 配当金額 | 配当後運用額 | |
1年目 | ¥1,200,000 | 3% | ¥36,000 | ¥1,236,000 |
2年目 | ¥2,436,000 | 3% | ¥73,080 | ¥2,509,080 |
3年目 | ¥3,709,080 | 3% | ¥111,272 | ¥3,820,352 |
4年目 | ¥5,020,352 | 3% | ¥150,611 | ¥5,170,963 |
5年目 | ¥6,370,963 | 3% | ¥191,129 | ¥6,562,092 |
6年目 | ¥7,762,092 | 3% | ¥232,863 | ¥7,994,955 |
7年目 | ¥9,194,955 | 3% | ¥275,849 | ¥9,470,803 |
8年目 | ¥10,670,803 | 3% | ¥320,124 | ¥10,990,927 |
9年目 | ¥12,190,927 | 3% | ¥365,728 | ¥12,556,655 |
10年目 | ¥13,756,655 | 3% | ¥412,700 | ¥14,169,355 |
なんと、1,400万円になっています。
百歩譲って、運用しなくても、10年間で1,200万円貯まることになります。
毎月5万円でも10年間で600万円です。パチスロやってる人で
月5万円の負けで済んでる人なんてほとんどいないと思いますけど。。。
今現状では、
100万円さえ貯めるのが難しいと思っているのではないでしょうか。
パチンコ屋で負けている人は、行くのを辞めて
1年もすればすぐ貯まります。
それほどパチ屋に献上してるってことです。
キュイン!とか、スーパーリーチ!とか見て・聞いて興奮してる場合じゃないですよ。
もし投資して資産が半分になったら
もし半分に「なったら」って言っていますが、
「なった」としても、600万円ものお金が手元に残ります。
少なくとも給料日直前はお金がないなんてことにはなりません。
今までは全く銀行口座に残っていなかったものが、
例え半分になってでも、とにかく手元に残ってるなら素晴らしいじゃないですか。
この考えで私はタイ株をやっています
基本的には私はスロット狂で、日本に居たら給料全部使う使う自信があります。
実際、海外海外赴任するまで給料のすべてをパチ屋に献上していました。
大学時代はマルハングループに、社会人になって東京に来てからは
エスパスやらアラジンやら色々と行きました。
仕事も一生懸命やってたと思います。大してお酒も飲めないし、
ブランド物が好きなわけでもないし、車も持って居なかったので、
お金が貯まらない訳がないと思うのですが、唯一「スロット狂」であるがために、
給料日まで1週間で1,000円しかないなんてことも珍しくなかったです。
そんな私が、幸運にも海外赴任になり、
一時帰国する時くらいしかスロットに行けなくなりました。
シンガポール赴任時はカジノという魔の巣窟があったので、
引き続きお金は貯まらず、貯金など全くない状態が続いていました。
タイに来てからようやく給料日前に、
銀行口座にお金が少なからず残っているようになりました。
そもそもがこんな輩なので、
もし今後将来、タイ株に投下している資産の大半を失ったとしても、
本来?wであれば、スロットでボロカスに負けていたであろうお金なので、
まぁ、無かった物というか、そもそもただのラッキーで手元に残っているという感覚です。
そりゃ損切りとか、評価損が増えたら悔しいですけど、
毎月毎月月末に生活が苦しくなるほどのスロット狂からしたら、
全部が全部、すべての銘柄の企業が倒産して紙クズになる事はないし、
スロットと違って、株の場合は、
株価が騰がったり、配当金を貰える可能性だってあるんです。
どっぷりと浸かって、依存していた私からしたら、
始めただけで勝ちゲームみたいなもんです。
いくら負けても、スロットみたいにゼロにはならないですから。
まとめ
ということで、スロットやパチンコやるくらいなら、
負けてもいいから株やった方がよっぽど良いと思うというお話でした。
今日負けたら、明日負けたら、このお金が無くなったらとか言ってる場合じゃないです。
今すぐに辞めましょう。そして二度と行かないようにしましょう。
私も何回貯玉できるカード全精算して、また作り直したか分かりません。
どうやって辞めるかは自分次第。
しかし、パチンコ・スロットをやめるだけ、
それだけで将来の自分への立派な投資です。
皆様の人生が他人に搾取されるものではなく、
自分で納得のいく素晴らしいものとなる事を願っています。
ではでは。