ども、おっさんマガジン編集長です。
本日のテーマは
「フローとストックどちらを積み上げていくべきか」
です。
配当金が貰えるフロー資産、着実に総資産を増やしていくためのストック資産。
どちらも大切で将来に向けた資産運用で欠かせないもの。
では、どちらを優先して積み上げていくべきなのか。
今回はそれを考えていきたいと思います。
なぜ資産運用をするのか
なぜ資産運用を行うのか?
そこには投資家の数だけ、様々な理由が存在するはずです。
私個人としての1つ目の理由は、
フルタイムで時間の制約を受ける正社員ではなく
もっと自由に自分の時間を使えるアルバイトなどの働き方や
必要に応じて長時間働く期間があったり、全く働かない期間があったりなど
時間の使い方の選択肢を増やすため。
2つ目は、お金の心配をしながら日々生活をしないため。
湯水のようにお金を使う必要はないけど、ある程度の節制とたまの浪費。
くらいで。
時間とお金の自由を得る。
そして自分のしたい事をする。
今の仕事が好きとか嫌いとかじゃなく
定年を迎えたら強制退場させられるのがサラリーマン。
起業でもしない限り、いくら仕事が好きであろうともいつか辞めることになります。
いつか辞めさせられる仕事に人生の全てを捧げるのではなく、
旅行でもいいし、釣りでもいいし、趣味でもいい。
自分のしたいことを考えてみる。
転職してもいいし、住む国を変えるでもいいし
自分が本当にしたい事を考えてみる。
タイならバンコクかチェンマイか、パタヤかそれとももっと南の方か。
日本なら東京か地元か北海道や沖縄など今まで土地勘のないところか。
なんでもいい、やりたいこと・生きたい場所を考える。
私は、将来に向けた資産なんて心配することなく、
自分の夢を追う事ができるほど
自分自身の事を信じる事ができる人間ではないので
まずはある程度のまとまった所までいきたい。
考えも行動も凡人過ぎる平凡なパンピー。
生きてくチカラ
どれほど多額の貯金や資産がある状態で
自分の好きなこと、やりたいことをやっていたとしても
毎月毎月資産が減っていく中で自分の生活を楽しむ事ができる人は少数派。
私なんて、家の鍵を閉めたか、車のカギを掛けたか
毎日・毎回2度以上少し離れてからまた戻って確認しちゃう心配症ですので
毎日銀行残高が減っていくなんて絶対に無理です。
凡人な上に必要以上の心配性。
日常生活に支障をきたしているわけではないので、
強迫性障害などの精神疾患ではないとは思いますが、
日々貯金が減っていくストレスで日々の生活を楽しんだり、
年を経て老後や余生を楽しむどころじゃなくなるはずです。
資産運用界隈で頻繁に耳にする
築いた資産を年間4%ずつ切り崩して行けば25年間安泰なんて
言うのは簡単ですが、いざその状況に自分をおいた時に
老後を楽しむどころではなくなることは必至です。
ちなみに私は現在家賃を省いた形で
月々30,000baht以内の生活費を目指しています。
単純計算で、
30,000baht×12ヶ月で360,000bahtが1年間の生活費です。
■1baht=3.4円であれば
3.40×360,000=1,224,000円
■1baht=3.90円であれば
3.90×360,000=1,404,000となります。
現在の為替では3.9円くらいなので、今日時点ではこれをベースとして考えるとして
ざっくり140万円が1年間の生活費。
その生活を営んでいく中で
140万円以上の収入を得る事ができれば、
少しずつ資産を増やすることが出来ます。
もしこれを会社員として時間を切り売りし得る収入ではなく
資産運用での分配金や配当金で得ればフロー資産の活用となります。
140万円以下の収入しかない、足りないという状況なら、
少しずつ資産を取り崩していくこととなります。
切り崩していくこれをストック資産と呼ぶことが出来ます。
10年生活する為に1,400万円、
20年で2,800万円、
30年で4,200万円が必要となります。
この生きていくためのコストを「フロー資産」ではなく、
ため込んだ資産「ストック資産」でを切り崩しながら生きながらえるなら
最低これだけの資産が必要となります。
日本の会社で働くなら10年、タイの会社で働くにしても15年働けば
金額こそ少ないですが、年金なんかも貰えますし、
上記の年間140万円のフロー所得とか、
4,200万円をカバーしきるストック資産とかの
全てが必要となる訳ではありません。
フロー資産の積み上げや、ストック資産の構築。
どちらを優先するにしても、生きていくって本当に大変ですね。
グレイのように生きてく強さを重ね合わせるように
副業、兼業、資産収入と、収入源をどんどん増やしていければ最高ですが、
私と同じくらいの現在40歳±のアラフォーの方々は、
すでに20年近くもこの生活費をまかないながら自立して自分で生き抜いているわけです。
これって実はすごい実績。立派なものですよね。
自分で言うのもなんですけど。
サラリーマンをやっていると当たり前のように毎月決まった日に給料が振り込まれます。
そして増えた銀行口座の残高から当然のようにお金をおろし、
季節が変われば服を買い、毎日食べ物飲み物を買い、水道光熱費を払い、家賃を払う。
そろそろ銀行口座の残高無くなってきたなと思う頃には次の給料が振り込まれ
再度またお金を使い始める。
収入→使う→空っぽになる→収入→…‥と、
無限ループの中に居て、途中で補充されるのが当たり前の感覚になっているのが現役世代。
定年やリタイアとなと、
使う金額こそ減りますが
メインとなる収入が無くなるのに生活は営んで行かないといけない。
収入は将来定年退職したらなくなってしまう。
だから引退する前に沢山貯金しようね。
もしくはフローを生み出す資産を作りましょうね。
働いている現役時代からすでに自転車操業では蓄えてる場合じゃないけど、
年を取った時のことを考えて少しずつ貯めて生きましょうね。
っていうのが、老後の生活費の準備。
しかし、老後の心配するのもそうですが、
まずは目の前にある日々の生活を充実させたいですよね。
そもそも「老後」と呼ばれる年齢まで生きているかなんて誰にも分かりません。
年金だって貰える年齢になるまで生き延びる事ができるかどうか。
なんとしても長生きせねば。ケチケチ根性バリバリでいきたいところです。
でも、老後の事ばかり考えて
今の若い時間を無駄にするべきじゃない。
健康寿命って考えもあるし、今を楽しめない人が
将来年を経て、その時の人生を楽しめるわけがない。
人はフローがあるから楽しめる
質素倹約をモットーとする代々続くお金持ち一家。
一発大きく当てて贅沢の限りを尽くす成金一家。
どちらが良いとか悪いとかではありませんが、
1度しかない自分の人生を考える時には、
次の世代にお金を残そうとする代々続く一家の生活よりも
あらんかぎりのお金を使い切りその場その時を楽しもうとする成金一家の生き方も
悪くないと思います。
まぁ、ほとんどの人は資産家にも、
成金一家にもなれない訳ですが。。。
一生分の食っていく資産が手元にあって
それを切り崩しながらやっていくのがストック資産。
日常使ってる分くらいのお金を得る事ができて
資産を減らしながらではなく、日々稼ぎながらやっていけるのがフロー資産。
ストック資産ベースで考えた時には、
一生分ではなく、二生分くらいのお金があれば
メンタル的にも余裕があるのかも知れません。
でもそうなると1億とか2億とか
とてもじゃないけど到達できないところを目指す必要がある。
無理筋よ。
だったら、困らない程度に日々の生活費を稼ぎながら
資産を減らすことなく、それなりに楽しみながらやっていく。
月々の生活費の半分をアルバイトで、
残った半分をを株式投資で得る配当金でやってもいいし、
そこにタイでも日本でも年金をあてにしても良いと思います。
年金に関しては、私達の世代でどれくらい貰えるのかは分かりませんが
日本に居るなら払うしかありませんし、海外にいても任意で加入する事ができます。
NHKはどうなんでしょうね、国民の義務みたいに捉えられているフシもありますが、
職員の給与水準を見ると払い込むのがアホらしいと思ってしまう面もあります。
日本に帰国したらと考えると少し気重ですね。
生活に必要な資金をフロー資産の運用でまかなうとしたら
月30,000baht×12ヶ月=360,000bahtの支出を
フローを生み出す資産による配当だけで賄おうと思ったら
大変な金額が必要となります。
仮に年間4%の配当を安定的に貰えるとして
360,000baht÷4%=9,000,000baht
900万bahtもの資産を年がら年中リスク市場に置き続けて
やっと36万bahtの収入を得る事ができます。
900万bahtっていうとなんか少ない金額のような気がしますが、
日本円で3,500万円もの大金です。
これだけでアッパーマス層とされる資産超えます。
タイに住んでると100bahtがなんとなく100円みたいな感覚に陥るときがありますが
100bahtは100円ではなく、390円ですから。みたいな。
40歳超えたら100歳までの金融プランを作成
数年前からその年の貯蓄推移予定とか株での資産運用妄想とか
年間単位で作ってみたりしていました。
しかし、それはあくまでも1年ごとの話で、
5年単位とか10年単位とか長期に渡る金融プランというか
資産形成プランというか簡単に言えば人生プランを考えた事はありませんでした。
それを40歳になるのをきっかけに来年のプラン、再来年のプランと
重ねていくうちに5年後とか10年後。
だったら60歳まで、70歳まで。
ってどうせここまできたら、もう最後の100歳までって感じで
人生100年プランと最終的になりました。
この金融プラン作成にあたり、
人生を構成する様々な要素を考慮する事が必要となります。
結婚、子供、仕事、住む国。
色々な事を考えるきっかけになるので
人生プランの作成お勧めです。
是非ともエクセルでポチポチと考えられる限りの
支出やら収入やら投資やらやりたいことやら行きたいことやらコスト計算して
入力して行ってみてください。
やりたい事に対してびっくりするくらいお金が足りなくて、
とりあえず頑張ろうってなること請け合いです。
1年分しか考えていなかった時と比べて
5年とか10年とか増えるにしたがって
視野が広がっていく事が実感でき
今後の人生で自分がやるべきこと
そして、自分がやるべきでないこと、やらなくて良いこと
注力する必要がないモノが少しずつ見えてくるはずです。
人生は短く、無駄な事をしている時間は有りません。
やりたい事を諦めないために、お金を理由に選択肢を狭めないために
必要な資産を作って好きなことをやりましょう。
ではでは。