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リスク資産・安全資産・無リスク資産

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ーおっさんの独り言
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ども、おっさんマガジン編集長です。

今回のテーマは「リスク資産・安全資産・無リスク資産」です。

 

日本に居ても、ガソリン価格や輸入品の値上がりなどで

何かと買い物にお金が掛かるようになったと感じるかも知れませんが

海外で生活しているとなおさら円換算したときの値上がりを顕著に感じます。

 

現金ならリスクは無く安全っていうのは幻想。

30年以上続くデフレ、少なくともインフレになっていない日本で

ほとんどの日本人が間違って迷い込んだファンタジー。

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安全資産とは

元本割れしない=安全資産

これが世の中の基本的な考えだと思います。

それを代表するのが現金、これが最も安全な資産。

 

しかし、銀行口座の通帳に記載される現金の金額は同じでも

そのお金で買えるモノの量は、世界の動向により目減りする可能性があります。

それがまさに今の円安で起こっていること。

 

安全資産も全くリスクが無いわけではない。

どうせどっちにしたって危ないんだったら

株とか仮想通貨とか

儲かる可能性のあるリスクをとれるだけとった方が良い。

 

っていうのは、早合点。

0か100かではなく、正しくリスクを認識する

現金・定期預金・国債・個別株・投資信託・仮想通貨・不動産・太陽光発電。

世の中には様々な投資や資産がありますが「無リスク」なんてものはありません。

 

ただ、その価値の変動の幅や可能性が大きいか小さいか。

ちなみに金融の世界では、儲かるのも損するのも、例えば株価が上にいくのも下にいくのも、

変動=リスクとして認識します。

 

しかし、これを一般の人に落とし込む際には、

上に行くものばかりに注目させて儲ける・稼げるチャンスだと功名心を煽る。

逆に下に行く危険性をリスクと言い換え不安を煽る。

 

リスクのない資産なんてない。

 

Youtubeとかでも極端にどっちかに振り切ったタイトルの方が釣れますが

言い切っていたりとか、絶対とか断定しちゃってる人は信用しちゃいけないと思います。

 

日本円は終わった、とか

インデックス投資は終了、とか

2023年後半絶対株価は上がる、とか。

 

自分の投資の方針を、

他人が言っている事にゆだねる時点で間違っていますが

方針を決める際の参考にする情報も

他人のいう事は話半分くらいで聞くのがちょうど良いです。

 

タイ人の言う、これ辛くないよは辛いし

有る有る有るよは無いし、

無い無い無い私ここで見たこと無いはきっとそこに有る。

重要なのはリスクが有るか無いかではない

なんにしたってリスクはある。

有るか、無いかをしらみ潰しに考える事は重要ではありません。

 

重要なのは、

そのリスクによって何が起こったら問題なのか

その問題とは何なのか。

その問題はどれほどの大きさだったら自分は許容できるのか。

 

例えば、現在時点で200万円持っているとして、

半分の100万円を生活防衛資金としてキャッシュで保有、

もう100万円である個別株を購入したと仮定します。

 

10万円分程度の株価下落であれば問題ないけど、

20万円の下落はちょっと許容できない。

 

言い換えれば、10%の下落ならいいけど、

20%の下落はキツイ。

 

でも、資産運用していてある銘柄の株価が20%の下落なんてザラにあります。

10%ずつ2日連続で下がったらもう20%の下落です。

 

でも、100万円の運用で20万円の損失はキツイ。

だから、それ以上負けたら精神的に厳しいという

15%くらいで損切り設定しておく。

 

こういった○%での損切り。

が、正解なのかそれとも間違っているかは誰にも分かりませんが、

デイトレ、スイング、長期など時間軸によってこの数値の適正値は変わってきます。

その数値設定が問題なのではなく、その割合の問題。

 

10万円の負けならいいけど20万円の負けはキツイ。

って自分のメンタルが分かっているなら、

たった1銘柄で一か八かの、成功か失敗かの運任せで運用するのではなく

100万円を10社に分散してみる。

 

100万円を1撃勝負するのではなく、

100万円を10社に分けて10万円ずつ投資してみる。

 

そうすれば、ある銘柄が10%株価が下落したとしても

10万円の10%だから1万円。20%でも2万円。

 

これが分散投資。よくあるやつ。

むやみやたらと分散すると儲けが小さくなり

旨みも減ってしまうといいますが

それは損失も小さくなるってこと。

 

一発逆転を狙うギャンブルトレードならそれもいいですが、

長期にわたる資産運用というならギャンブルしている場合じゃない。

 

自分が企業分析や世界情勢、数値予想などを正確に行い、

株価の動向推移が高確率で分かるっていうなら

自分を信じて投資すれば良いと思いますが、

誰かが言っているとか、みんな同じような事言ってるしってことで

他人の意見に影響を受けてというモノなら

ちょっとその選択は待った方が良いかも知れません。

 

なんにせよ投資は自己責任。

自分の運命を他人にゆだねるような事はしてはいけません。

リスクをリアルにイメージする

円安のリスクがあるから。

日本は人口が減る一方だから。

ドルはやっぱり強い。

タイbahtは?

日本株は?

アメリカ株は?S&P500は?ナスダックは?

ベトナムは?インドは?中国株は?

 

私達は様々な投資対象にお金を投資する事ができますが

未来永劫、現在の状況が続くという保証は有りません。

数年後にアメリカ株の終焉が訪れるかも知れないし、

どこかの国の内乱を発端に世界大戦になるかも知れません。

 

今は100万円程度の投資金額でも10年後には10倍、

1,000万円もの金額を市場に投資しているかも知れません。

 

株価は数年に1度50%暴落するモノと想定しておいても

100万円が半分の50万円になるのと、

1,000万円が半分の500万円になるのとでは、

同じ半分でもメンタルに影響する度合いは全く異なります。

 

数年に1度暴落が発生するというのは歴史が物語っており

避ける事は出来ません。

どうやったって暴落は起こる。

 

だったら、近い将来暴落はかなりの高確率で起こるものとあらかじめ想定しておく。

そして何%の暴落だったら、何をするべきなのかを想定し

行動の予定を立てておく。

 

20%下落したら○○をする

30%下落したら○○を買う

40%なら、50%ならと、将来起こるかも知れない事をあらかじめ想定し準備しておく。

 

私の場合なら株式、投資信託、仮想通貨全部合わせても総資産の50%に留めておき

円か、ドルか、bahtかは別としてキャッシュを飛び道具として保有しておく。

 

そして、損失が発生した時の行動と同様に大切な事が、

儲かった時にどうするかを想定しておくこと。

 

貧乏性宜しく、少しでも含み益が出たら

また下がって含み損が発生する事に恐怖し利確してしまう。

 

少し儲かったら利確して、

含み損がでたらプラ転するまで可能な限り我慢する。

我慢しきれなくなったら泣く泣く損切り。

それをやっている限り勝てません。

勝つ時は小さく、負ける時は大きく。

勝てるわけがありませんよね。

 

長期投資に置いては、利確する事自体が悪とされている感さえありますが

投資なんて所詮は自己満足。

自分が生きていくため楽しむために必要となる資金を生み出すもの。

 

ある程度利益がでたら利確するのもいいし、

目標とするところまで資産を増やせたら投資をやめたっていいと思います。

 

年齢が上がるほど必要とする資産は減り、

それに伴い取らざるを得ないリスクも減少するのがベストな資産推移ですが

人生なんてうまくいかないもの。

 

色んな壁にぶち当たりながら、何とかその壁を乗り越えていく。

壁の上まで登ってもいいし、横道にそれて壁をやり過ごしてもいい。

 

リスク資産・安全資産・無リスク資産。

様々な資産のリスクはゼロではないとはいえ、

なんだかんだとリスクの大きさは違います。

リスクが有るか無いかではなく、

それぞれの資産を持つ事によりどれほどのリスクがあるのか。

表裏一体でそれはチャンスとも考える事ができますので

無暗にリスクを恐れるのではなく、適度に付き合っていきたいですね。

 

ではでは。