ども、おっさんマガジン編集長です。
今回の主題は「複利運用とか言うその前に」。
副題で「手に汗かいたら資産運用じゃなくてギャンブル」です。
個別株で失敗→インデックスにやってきた中年のおじさんの考えですが
投資をするにあたってのマインドの1つとして資産形成の一助になれば幸いです。
そもそも投資って儲かるんか?
儲かる人もいれば、儲からない人もいます。
このように言ってしまうと、元も子もないのですが
事実だから仕方ありません。
同じ銘柄を同じタイミングで買ったとしても
売るタイミングが少しでも違えば収益も全く違ってくるし、
逆説的に買ったタイミングが少しでも違えば
同じ銘柄、タイミングも同じ、売る価格も同じだとしても
大損こく投資家も居れば、大勝利となる投資家もいる。
同じ銘柄でもそうなんだから、
様々な金融商品がある現代において
投資は儲かるのか、損をするのかなんて考えること自体がナンセンス。
人それぞれ。
勝つやつもいれば、負けるやつもいる。
勝てるようになるやつもいれば、いつまでも負けるやつもいる。
負け続けて、借金まみれでクソみたいな生活してても
いつか1発ドデカイの当てて大金持ちになる人もいれば、
5億くらい稼いでたのに、1発で吹き飛ばす可能性だってある。
だから、人それぞれ。
投資というか、投機やトレードにおいてその場面は多く訪れますが
長期投資においても、基本的に人それぞれってのは同じだと思います。
デイトレで生活費を稼げますか?
稼げる人も居るし、失敗してトレーダー卒業しちゃう人もいる。
これをFIRE卒業って言ってる人も居るみたいだけど、それはちょっと違うと思う。
とにかくこれも人それぞれ。
ゼロサムゲームと言うけれど、
ちょっとした税金と証券会社の手数料が漏れなく引かれることを加味すれば、
大勝した時にサムが少し減るのは良しとしても
片方はゼロではなく、むしろちょいマイナだよなと思う今日この頃。
これを日本のキャピタルゲインにも税金が徴収される状態で利益を出してる人って
神様なんでしょうね。きっと。
ただ、とてつもなく楽しいのがデイトレやスイングなどのトレード。
買った瞬間に株価が上がっていく喜びも
始めの方はこれを喜び勇んで利確してたのを
ちょっと我慢して育ち切るまで待つ楽しさと言ったらないです。
そして大小関係なく色々な利益を積み重ねていって、
こりゃ今日はお祝いだなってなった時にこそ
なぜか突然やって来る大暴落、大損切り。
損切ってヤケになって、
さすがにそろそろ反発するやろ→さらに大暴落で損切り。
もう辞めた買わんぞ→大反発。
なら買ってやるぞ→大暴落
の、スペシャルコンボ。
焼肉もお寿司もビールもちょっと高いウイスキーもすべての妄想が吹き飛ぶ。
クイティアオ一択。
で、最終的に株価推移見て見たら、
1発目の損切で切らずに最後まで持ってたら最終的に勝ってたのにってのまで1セットで凹みまくり。
上記を繰り返すのが負け組トレーダーの日常です。
そこから1歩抜け出してプラスを積み重ねるのも
負けまくって退場するのもトレーダー、投資家次第。
ってことで、デイトレで勝てるかどうかも人それぞれ。
てか、トレーニングとか勉強したら皆が勝てるような世界なら
もうみんなやってるでしょ。
努力しても何やっても勝てない人が一定数いるから成り立つのが相場。
たぶんではなく、確実に、
トレードで生き残るより、サラリーマンで仕事してる方がラク。
それが年下にアゴで適当に使われたとしても。
ある程度は間違いないと思う。
儲からんのやったらやる意味ないやん
まさにその通りだと思います。
個別株を何時間も調べたり比較したり、
何カ月も何年もかけて給料から捻出した資金で積み立てたところで
儲からんどころか、損をする可能性だってあるのが投資。
スロットとかパチンコに行けば
5分後には結果が出るし、運が良ければあっという間に5倍とかになる。
手っ取り早く稼ぐ事ができる。
1日で20万円近く勝てる事だってあるし、まぁその逆もあるけど
何より楽しいし。
こうやって考えた時に、
パチンコとかスロットとかの中毒性って、
デイトレ中毒になるのと似ている気がします。
個人的見解と個人的感想で申し訳ないのですが
パチ・スロは台の前で1日を過ごします。
デイトレはモニターの前で1日を過ごします。
どちらも勝つか負けるか分かりませんが
少なくともデイトレに設定1はありません。
それを掴んでぶん回すかどうかは自分次第。
危ないと思ったら触らなきゃいいのがデイトレ。
触って少しとは言え、損をしないと分からないのがパチ・スロ・
まぁ、釘を読めば分かるっていうけど今の時代どうなんでしょう。
私はだいぶ見ていないので分かりません。
上記を考えると、
「パチ・スロ」VS 「デイトレ」
なら、デイトレに軍配が上がるかな。
そんなこと分かり切ってるのに、
なぜか通い詰めてしまうパチンコ、スロット。
なんにも考えてなくて良いのがパチ屋の良いところでずっと居てしまう罠なので
本当に日本に居なくて良かったなと思います。
20代後半で日本を離れていなかったら
未だに貯金なんてほとんど無かったと思います。
財形をやっていたのでその分は残っているかも知れませんが、
限界突破したらそれも解約してパチ屋にぶっこんでいたはずなので
無一文、もしくは日銭暮らし、給料日前はスッカラカンみたいな生活をしていても
なんら不思議はありません。
もし今その世界線に居たら、きっとこのブログもやっていないでしょうね。
ブログ書く暇があるならパチ屋にいたほうがいいって思ってると思います。
為替
そろそろ本題に入りたいのですが、その前に一つだけ。
それは、今後我らが「ジャパニーズ円」が他国の貨幣価値と比較しどうなるのかってこと。
今すぐ円が紙くずになるとかエキセントリックな考えは私にはありませんが、
2022年のとんでも無い円安は、為替について否が応でも考えさせられました。
もし自分が現在のように給料をbahtで受け取り生活するのではなく
早期か定年かは別として、退職した後タイに残り
円をbahtに替えて生活しなければいけない状態にいたとしたら
想定外にどれほどのお金を失っていただろうかと。
ここのところ1baht=3.4円くらいで推移していたbahtが、
あっという間に4円まで行った2022年。
最高点の4円にとどまったのは極々短期間だったものの、
仮にこの1年間の生活費をすべて円貨をbahtに替えて賄うしかなかったと仮定した場合、
もし毎月の生活費が5万baht×12ヶ月なら60万baht。
保険とか色んな費用込み込みで月10万baht×12ヶ月とすると120万baht。
120万baht×3.4円なら408万円で済みますが
120万baht×4円となると480万円です。
その差72万円。
たった1年同じように暮らしていただけなのに、
生活コストが円貨計算で72万円も上がる。
1ヶ月半分のコストよ余計に払う計算となります。
老後は資産の取り崩しを前提に生活費をやりくりしていた場合
とんでもない話です。
手元に1,2年分の余剰BAHT資金があれば影響無く乗り越えられますが
毎月リアルタイムで為替の影響を受けながらbahtに替えていた場合、
そのインパクトはかなり大きかったはずです。
日本に住み続けるなら円で良いとも思いますが
自分が将来住みたいと思う国の通貨に少しずつ変えておくのも
理想のアセットアロケーションの要素の1つだと思います。
ギャンブル/預貯金/株式投資/トレード/仮想通貨/投資信託
これまでギャンブル、株式投資、トレード、仮想通貨など色々と損をしてきた私ですが、
現時点でもっとも確定損失が少ないのが投資信託となっています。
正確には、預貯金においては損失も利確も何もないので
実質的に投資信託ということになりますが
預貯金に関しては上記の述べた通り
為替リスクというか、すべての資産を円で持つリスクがあるというのも
自分が生きている間に再発する可能性もあります。
FXで損をするのではなく、その時に持っている資産が何をベースにしているのかで損をする。
そんな可能性もあるので、いろんなものに分散していくのが大切なんだと思います。
その「資産の分散」の中で特に右往左往しなくてよかったのが
個人的には「投資信託」だったというだけで
それが個別株の長期投資の人も居れば、定期預金の人も居るし
はたまたただ預貯金を貯めまくっている人も居る。
儲けようとするんじゃなくて、いかに損をしないかを考える。
ただ、損をしないだけじゃつまらないからトレードっぽいことをしたい。
でも、短期のトレードをして損しまくった。
個別株では長期投資をしようとしたけどダメだった。
仮想通貨は火葬される、FXはもっと燃え上がる。
ってなると、もう私に残ったのは投資信託しかありませんでした。
タイ株でこれまで飛ばしたお金を考えれば
5年投資信託をして300万baht未満の損ならモニターに張り付いていない分
時間使ってないからありっちゃあり。
200万なら納得、100万ならあと一歩で
マイナス50万bahtくらいの評価損なら勝ちみたいなもんです。
利回りが1年で7%とか4%とか、そもそも期待してない。
私の資産形成の妄想エクセルシートでは、金利はゼロ。
ただbahtを貯めていく預金みたいなもん。
将来儲からなくてもいいから、どうかインフレ分だけでも飲み込んでくれってことで
色んな国に分散投資出来る投資信託。
後は、今日の副題の「手に汗かいたら資産運用じゃなくてギャンブル」の通り。
資産運用、資産形成。どちらも大切なのは時間を掛けてじっくり積み上げていくもの。
勝てるか負けるか一発逆転勝負をするような賭けをするのは投資活動じゃなくてギャンブル。
投資信託に関しても、相場が底を打っただろうってことで
資産を1発で投下する買い方をしていたら、ただの投機対象にもなり得ますが
私の場合は、地味に毎日積み立ててですのでそうなることも有りません。
というか、一撃で入れるほどのbahtも持って居なければ
為替の面でも現在有利とはとても言えない状況なのが幸いしています。
総じて申し上げると、
個別株での短期トレードや仮想通貨で張り付きトレードした挙句、
大した成果も上げられないどころか損失を出すくらいなら
投資信託に月々積み立てていき、いざお金が必要になった時に
勝ってても負けててもしゃーない。
デイトレで毎年負けて損失を重ねるよりは額も小さいし精神的にも楽だし
何より時間を無駄にしない
ってのが私の結論です。
短期トレードで勝てる方は絶対にそっちの方が良いです。
嫌々働きながら細々と小銭を積み立てる必要なんてありません。
短期でドカっと儲けて人生上がってください。
仕事を続けるのも良し、自由きままに放浪するのも良し。
トレードで勝てない私を含めた残念組は、
トレーダーに憧れるのは自由ですが
勝てなかった現実をしっかり認識し、トレードはせいぜい遊び程度。
資産形成のメインとしては毎月地味で良いからしっかり積み立てを継続し、
将来見返してやりましょう。
それなりの資産を作る事ができる頃には、
デイトレやスイングで勝てるようになっているかも知れません。
1を100にしようとすればギャンブルするしかありませんが
50を積み立てた後に100にする方法は
ギャンブル以外にも色々な手段や選択肢が出てきているはずです。
そこまでは、金利がどうとか言う前に
少しずつで良いからしっかりとため込んでいきましょう。
んで、幸運にも積み立てで儲かったら上澄みをすするだけで
積立てきた元本には触れないこと。
時合いを見て、経済の流れを見て、トレンドを追って。
これらを追いつつ勝てるのはごく一部の天才トレーダーだけ。
その天才トレーダーだって、大きく損したりもする。
だったら無理しない程度の資金で憧れの気持ちの溜飲を下げながら
本流はしっかり積み立てるだけ。
いくら貯めれば良いのかは
月々の生活コストはいくらなのか次第なので
本当に人それぞれ。
まずは自分が毎日いくら使っているのかの確認。
それを1週間続けるといくらになって、4週間の1ヶ月でいくらになるのか。
その際は、家賃やスマホなど月々に掛かる費用、
さらに保険などの年払い、
5年ごとや10年ごとの車や家の買い替え修繕費用などと進み、
まずは老後に向けていくら必要となるのか。
お子さんがいらっしゃる場合は、成長に比例して学費も掛かってきますね。
まずはしっかりと家計の把握。
そして家系の把握。私の家系は早死になので、60超えたらあっという間。
そういうのも加味しつつ、人生100年時代に乗っかったケースでも生き残れるよう
自分や家族としっかりと向き合うこと。
投資で儲けないと成り立たない。
じゃなくて、成り立つように生活コストを落とし込むのが正解。
目の前の事にケチケチするんじゃなくて、不要なモノを排除する。
逆に必要なら買う。でも、安いという理由では買わない。
んで、好きな事にはしっかりお金を使う。
若い時から老後ばかり考えながらケチケチしたり、逆に
ギャンブルやギャンブル投資で手に汗握るんじゃなくて
好きな事をしてその喜びと共に手や額に汗をかきたいですね。
ではでは。