ども、おっさんマガジン編集長です。
今回のテーマは
「銘柄選定や投資手法よりも大切なこと」です。
様々な投資活動がいつでも気軽にできてしまう現代に
個別株、デイトレ、スイング、長期もどき、投資信託、仮想通貨と
色々な投資対象と時間軸で手をしていますが
結局は機動力より鈍感力だなと痛感しています。
なんだかんだで再現性とか継続性とか精神安定性を求めるなら
キャピタルゲインよりもインカムゲインが勝利なんですよね。
キャピタルゲインとインカムゲイン
キャピタルゲインでまず思いつくのが株の売買益。
基本的には安く買って高く売ることで差益を得ることですね。
投下する資金によっては、分給10万円も夢じゃないというかザラにある。
逆に20万円が1分で消える事もあります。
天国と地獄がめちゃくちゃ近くに存在しますね。
株式、仮想通貨、不動産など投資対象は沢山ありますが
少額でちょこちょこ稼いでいる時にはスルーしてくれるのですが
大きく買って勝負に出た時に限って、思惑と逆に動くのが相場。
きっと私達がトレードをしているのを
悪の組織であるおっさんトレード監視し隊が
後頭部あたりから監視しているんでしょう。
やつらはジェンダーレスで男子便所でトイレーダーしてる時でも現れるので気を付けましょう。
ほんと最近の世界はどうしちゃったんでしょうね。
世界がおかしな方向に進んでいるとしか思えません。
現在の状況が旧世界から新世界に変わる過渡期で
私が新しい感覚に追い付いていないだけなのかも知れませんが
見た目が完全に男でも本人が私は女性と言えば女性としての権利や、
その人を女性として扱わないといけないなんて
そんな世界なら来なくて良いんじゃないかって思う程度に古い人間です。
陳子生えてるのが女風呂に入れるなんてマンガとかAVだからギャグとしてありってだけで
現実世界で起こっちゃダメでしょうよ。
完全脱線しました。時を戻そう。
インカムゲインは、ある一定期間保有している事で貰えるお金を当てにした投資。
投資信託であれば分配金、株式投資であれば配当金、債券なら利子、不動産なら家賃。
なんだかんだ投資の王道、一般投資家の最適解がインカム投資だと
投資と向き合う期間が長くなればなるだけ痛感させられます。
ただし、
楽しい・ドキドキ・ワクワクするのはやっぱりキャピタルゲイン。
さらに言えば短期投資。代表的なのがデイトレになります。
しかし、トレーダーによっては
ある一定の限界を超えるとドキドキではなく動悸がするのもデイトレ。
決済する時に指とか手が震えるようなトレードはしてはいけません。
たまに勝てるのと勝ち続けるのは全く違う
5万勝った、10万勝った、50万勝った、100万勝った。
勝ったところで辞めればいいんでしょうけど、どうせ辞めないんですよね。
ってか、勝った以上に終わって見れば負けてるんですよね。
例えば運よく10万円勝ったとします。
10万円勝った記憶があるから、1万円、2万円負けたところで気にしません。
さらに負けて5万円負けたところで、まだ5万円勝っています。
しかし、「もう半分消えてしまった」とも言えます。
そうなると「負けた分を取り戻したら終わろう」となりがち。
そこでまだ勝っている5万円を使って勝負する。
ここから2つのパターンに分かれます。
■パターン① 残っていた5万円を使って勝負して「負けた」場合
ここで止めればまだいい方ですが
「よく考えれば±0じゃね?」って自分が負けた事を無かったことにして
10万円勝っていた事を脳内で無かったことにします。
そしてまだ±0だから、ここから勝負でしょ。
ってことで、もっと負けていく。
■パターン② 残っていた5万円を使って勝負して「勝った」場合。
やったぜ。勝ったぜ。取り戻したぜ。
で、また勝負を続行していく。
で、結局はパターン①のところまで落ちてきて結局負けていく。
これはもう投資じゃなくてただのギャンブル。
投資家が投資活動をすればそれは投資と言えますが、
ギャンブラーが投資活動をするとギャンブルになります。
同じ株式投資の売買をしたとしても
それが投資になるのか、ギャンブルになるのかは
投資家次第ってこと。
投資はギャンブルなんじゃなくて、
ギャンブラーがやったらなんでもギャンブルになるってこと。
パチンコでもスロットでも期待値を追い求め
無駄を省き、人を雇い効率を最大化して
ギャンブルではなく、仕事にしていた人も居ます。
ギャンブルと言われるパチンコやスロットでさえ投資になる訳です。
今は分かりませんが。
結局は何をするかじゃなくて、誰がどうやるかが大事で
たまに勝つだけじゃなくて、少しずつでもいいから勝ちを積み重ねていくこと。
勝った分時間を掛けて負けてしまったり、
勝ったり負けたりだけど負け額の方が多いじゃ前に進めない。
全ては目的次第
勝ち負けではなくトレードを楽しむことが目的なら
投資手法なんて関係ありません。好きなようにすればよいです。
しかし、負け続けてもそれを継続できるほどの資産を持っている人が
どれほどいらっしゃるでしょうか。
ただの負け惜しみ、負け犬の遠吠えではないですか?
1円パチンコばりに株式投資のロットを下げてトレードしていれば
怪我も小さく、痛手はほとんどないです。
しかし、なんだかんだとロットを上げたりロングしてみたりと
結局は大きく負けて後悔することになる。
資産運用なら間違いなく、そして株式投資の場合も
目的が資産を増やす事なら買ってそのまま放置が最も勝率は高くなるはずです。
大きくは勝てないかも知れません。
ずっと含み損かも知れません。
しかし、「そのまま放置」している限り負ける事はありません。
ただ一つ、個別株を持ったまま現実逃避しているのは違います。
上場廃止の可能性もある訳ですから、そこだけは買う時に考えましょう。
もし潰れてしまう会社を掴んでしまうようなおっちょこちょいさんなら
私のように無思考でインデックス投資でも黙ってやっとく事をお勧めします。
業績分析も買い時の検討も買うべき株価もなーんも考える必要なく、
誰か上手な人がうまいこと運用してくれます。
結局は時間が解決してくれる
素人が今売った方がいいかなって思う時って
だいたい買い場。売るんじゃなくて、買うべきタイミング。
何を売買すべき
いつ売買すべき
いくらで売買すべき
ほとんどの投資家はその人が行っている投資のポジショントークをするわけで、
誰かに意見やアドバイスを聞いたところで
その人の為を思って助言するわけではありません。
なので銘柄選定とか売買手法とかそんなこと考える必要なくて、
何に対して投資したら、自分は死ぬまで保有してもいいと思えるか
ということだけ考えればよいと思います。
いつかは現金化してお金を使っていくので
死ぬまで投資したままにすることはないかも知れませんが
少なくとも焦って買ったり売ったりしなくてもよくて
どっしり構えて騰がっても、下がっても
いかにずっと落ち着いていられるか。
で、何に対して投資したところで、
金額が自分の器に対して大きすぎれば
不安になったり、上げ下げで手放したくなったります。
なので、
いくらだったら自分は心揺さぶられることなく耐えられるだろうか
これが最も投資において大切な事だと思います。
資金コントロールと言うやつです。
投資対象の値段が少しでも上がったら一刻も早く売りたくなったり、
投資対象の値段が少しでも下がったらすぐに不安になり早く売りたくなるけど
もうちょっと下まで下がると損をしたくない思いから手放す事ができなくなる。
こんなことしている内は、勝っても少額だし負ける時は盛大に。
たまに勝っても結局は負けて意気消沈。
もう二度とやらんとか言い出すけど、すぐにまた損する始末。
これくらいなら勝っても負けていいやくらいでやるのが一番。
実際、タイミング売買で勝ってる人達って化け物よ。パンピーには無理筋。
頭の大切なネジを何本か失くしてるか、感情をどこかに置き忘れてきた人か。
とにかく普通の人の感覚では無理です。
一時期は憧れるかも知れませんが、勝てるトレーダーになれるのはほんの一握りの天才だけ。
一般人が出来るのは、一旦買ったらもう株価なんて気にせず
時間をかけ、気合いで入金を積み重ねることだけです。
買って買って買いまくる。
大きく買うんじゃなくて、小刻みに買い続ける。
買った下がったところで気にしない。
どうせまだまだ買うしと思えるくらいで
ひたすらずっと買い続ける。
それが月に1,000円なのか5,000円なのか1万なのか5万なのか10万なのか分かりませんが
とにかくずっと続けられる金額をひたすら入金する。
私はまだこれを始めて1年と少しですが最低10年くらいの計画でいます。
計画は計画であって、あと半年後にどうなるかなんて誰にも分かりませんが
とりあえず続けばいいなくらいの感覚で。
これが家のローン返済となると話は別ですが、
とりあえず経済的に苦しくなり買いが途絶えたところで
今まで入金した分を強制的に取り上げられるわけではありませんので
気長にストレスにならない程度に。
好きな事、やりたい事、食べたいものは我慢しすぎないようにしつつ
今月は外食減ったから○○円、ちょっと節約出来たから○○円とか
小さなことから始めてもいいと思います。
買ったあと、負けるか勝てるかどうなるか勝負!
みたいなものではなく、買ったら最後。気にせずホールド。
将来いつかそのお金が必要になって初めて手を付けるくらいの感じで。
今負けてても良いから将来少しでもプラスになって帰ってくればいい。
毎年5%上がるとか4%ずつなら切り崩して行っても25年は持つとかそんな話じゃなくて
とりあえず貯金しとくよりはマシでしょ。くらいの感覚で。
ではでは。