ども、おっさんマガジン編集長です。
先日、バンコクから出張する際に、
2時間半ほどのフライト出発遅延を頂戴することになりました。
フライトこそLCCでしたが、
幸いにも予約の際に旅行保険も申し込んでいたので、
せっかくなら遅延補償請求しようとネットであれこれ調べてみたところ、
予想通り、それはそれは面倒な手続きが待っていました(^^)/
請求フォームまではなんとかたどり着いたのですが、
あくせく請求フォームに入力し、必要書類を提出するなどしていると、
請求に成功したとしても、その報酬は、
時給と手間換算すると800円にも満たないくらいになってしまいます。
そして、頑張って申請したとしても、難癖をつけられる可能性だってあります。
請求させない気満々の請求フォームを見れば、
なんとかして補償はしたくないという熱意がビシビシと伝わってきます。
そこでやっぱりLCCは、理由があってこそのLCCなんだなぁと実感しましたので、
ここにまとめて愚痴っておくことにしました。
LCCとは
特徴
・Lowロー・Costコスト・Carrierキャリア
・安さは正義
・食事は餌
・空気とトイレ以外は基本すべて有料
・CAは若いけど、顔面偏差値52くらいが多い(女性の敵発言)
-なんか愛想ない
-でも異様にテンション高い時ある
・テーブル出したらソースでカピってたのはいい思い出
メリット
・オプションをカットすれば、とにかく安く移動できる
・時間ギリギリまで料金もあまり変わらず予約可能
デメリット
・なんでも有料(預入荷物、食事、毛布、水、お湯も)
・CAのテンションが苦手
※個人差あり。年取って安定しない接遇者に不快感を感じるようになった。
・遅延などあった時の補償は基本期待薄。死亡事故の補償も…
まぁ、死んじゃったら本人には意味ないですけど。。。
・何かあったら自己責任(※個人的なイメージです)
FSCとは
・Fullフル・Serviceサービス・Carrierキャリア
-レガシーキャリアともいう
・おもてなしの精神が根底にある
・食事は普通
・機内にある備品は基本無料
・CAさんは基本笑顔、器量良し多い
・基本丁寧な接客
・掃除は比較的しっかりしている
ちなみに基本はエコノミークラスでの感じ方なので、
ビジネスとかファーストクラスに行ったら、さらに全く別物になるはず(-.-)
おっさんにはとりあえず今は関係ない話ですがw
メリット
・マイルが貯まってお得感がある
・ANA、JALなら日本語で映画を見ることが出来る
・機材整備や機体手配の遅れなど、天候以外での遅延の可能性が低い
・なにかあったら助けてくれそう(※個人的なイメージです)
デメリット
・やっぱり値段は高い
-直前に予約するとやばいくらいの価格になる
※値段以外にマイナス面を感じたことはありません。
LCCとFSCどちらがおすすめ?
個人的には、
移動時間が2時間~4時間程度の
東南アジア圏内の移動であればLCC一択。
そして、
5時間を超えるフライトならLCCは避けたいという感覚です。
理由は、これは個人の価値観の違いだと思いますが、
私にとっては、「食事」の違いが大きいです。
自分が、今後死ぬまでに、
食事を摂る事が出来る量と回数はある程度上限があります。
限られた食事なのに、なんでわざわざ不味いのが分かってて
それを利用しないといけないのか。
せっかくなら美味しいものを楽しんで食べたい。
そりゃぁ、レガシーキャリアビジネスとエコノミーの食事を考えたら、
LCCの食事と、エコノミーの食事も大して変わらんだろうと言われればそれまでですが、
こんなものは個人の考えなので、好きさせろと思います(-.-)
あと他の理由としては、
食べてる間は退屈な機内の時間を忘れることが出来るので、
少しでも長く楽しみたいと思うというのも一つです。
地上で食べる食事と比べたらそりゃぁ、
大した食事ではないかも知れませんが、なんせ空の上ですから。
フェリーとか、ホテルの自動販売機のビールが高くて、
それでもなぜか美味しく感じるのと同じで、飛行機に乗ってれば大体美味いw
人ぞれぞれだと思いますが、私はそうなん感じです。
空気はLCCだろうがFSCだろうが同じ空気だし、
エコノミーだったら客席の広さなんて大差ありません。
それこそ食事くらいしか違いはないんじゃなかな。
ただ、食べ物の恨みは怖いって言いますからね(-。-)y-゜゜゜
可能ならばLCCを避けたい最大の理由
食事以外に大きな違いがもう一つ。
海外、特に東南アジアで仕事をするようになって思うようになったのが、
人間の命の重さはそれぞれ同じではないということ。
簡単に言うと、東南アジアでは人の命が異様に安い。
ムスカは間違っていませんしw平等などこの世にはありません。
持てる者か、持たざる者か。
日本で生活している間は、
なんでもかんでも表っ面は「平等」の名の元に、
差別や区別を感じることは無かったように思います。
少なくとも「命」の取り扱いに関しては。
しかし、海外で生活するようになって、
例えば、人によっては(金銭面で)病院に行く事が出来なかったり、
同じ病院でも富裕層と一般人の行ける病院が明確に分かれていたり。
日本だったら、とりあえず事故ったら治療して貰えるんでしょうけど、
こっちだと現場の救急隊員は応急処置をしてくれたとしても、
病院に搬送する前に値踏みされると思います。
そもそも外国人や富裕層の行くような高級私立病院には、
一般の救急車は患者を搬送しません。
搬送したところで治療費を払えないので、
病院のほうで受け入れを拒否します。
こういった私立病院は、施設も設備も整っているし、
勤めているお医者さんも優秀とされていますので、
助かる可能性は高いはずですが、貧乏人が行く事はありません。
日本人は海外保険というチートのおかげで掛かる事ができるだけで、
自腹で行けるようなお金持ちは、ほとんどタイには居ないと思います。
一般的な日本人は保険じゃない限りはお邪魔することは出来ない価格帯です。
少し話が長くなりましたが、
上記の理由から、もしLCCで何か事故があった時に、
まだ死んでいないのに、助からない可能性があるなと思うわけです。
いや、助かるはずだった命でも、
死んでしまう可能性があるなということで、
なんとなくLCCは怖いです。
例えば、ANAとかJALが墜落事故をもし起こしたとして、
もし生き残ったら手厚い保護や治療や補償を受けられますよね。
生き残った家族や、残念ながら亡くなった方の遺族の方も
航空会社手配の飛行機やホテルで、現地まで見舞うことが出来そうとイメージできます。
しかし、これがLCCだったらどうでしょうか。
死んだら、はい。おしまい。
遺体運んどくから、住所教えて。
みたいなメールや電話が、緊急連絡先に来て終わりって感じがします。
これはさすがに私が持っているイメージが悪すぎるのかも知れませんが、
あまり大差ないと思います。
飛行機が、空港に長く留まれば留まるだけ費用が掛かるのを防ぐ為に、
今到着した飛行機の、燃料だけすぐ補給してお客さん入れ替えて、
機体はすぐにトンボ帰りさせるような数珠繋ぎ運航です。
なので、朝の便が遅れたらその日の運行が終わるまでずっと遅延を取り戻すことが出来ません。
なぜなら遅れた飛行機を待たないと、次に飛び立つ飛行機が無いから。
だから、安くできるというメリットもありますが、
ろくに整備してないという事も言えるかと思います。
まぁ、とか言いながら乗るけど(-。-)y-゜゜゜
まとめ
ということで、腹の虫もおさまってきたのでこの辺で。
まとめとしては、便利に使う分にはいいけど、
LCCに期待なんてすんなってことです。
文句言ったっところでなにも変わらないし、
マイノリティな顧客の言い分を聞くほど
甘っちょろいコンセプトで運営していません。
安いは正義。嫌なら乗るな。
これがすべてだと思うので、
今後も使う前に頭で割り切った上で、
LCCとレガシーキャリアは使い分けて行ければと思います。
ではでは。