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木こりのジレンマ あなたの常識、他人の非常識

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■ライフハック
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国が変われば方法も変わる。
だけどもさぁ。。。

効率的よりもサバ~イとマイペンライに毎日やられる

おっさんマガジン編集長です。

ども。

 

皆さん、効率的に物事を進められていますか?

木こりのジレンマってご存知ですか?

 

仕事における業務効率化はもちろんそうですが、私たちの生活においても、

この「木こりのジレンマ」は考えさせられることが多いと思います。

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「木こりのジレンマ」とは

森で木こりが一生懸命に、木を伐り出そうとしています。

そこを通りかかった旅人がその様子を見ていましたが、
全力で斧を振る勢いのわりに、一向に木が倒れる様子がありません。

そこで木こりが使っている斧をよく見てみると
刃がボロボロになっていました。

なのでその旅人は木こりに、
「刃を研いだ方がいいのでは?」と提案しました。するとその木こりさんは、
「分かってはいるが、忙しくて研いでいる時間がもったいない」と言って、そのまま切れない斧で切り続けました。

という、お話しです。

この話の要点は、
「目の前の忙しさに追われて、効率的な方法の導入や工夫をする余裕がない」
という現在の状況はあるが、

実際には、
「目の前の事にのみに捉われるのではなく、いったんそれを止めてでも、対策や工夫をした方が、結果的に作業効率があがり作業時間も短縮できるのでは?」

ということです。

これは、私たちの生活や業務遂行の場面において、頻繁に直面します。

工場で、左手でネジをピックアップするのに右手側にセットしていたり、
切れない包丁でソムタムの為にヤングマンゴーを切っているのを見ると恐怖です

「いつもこうやって部品はセットしているから」
「お客さんが多くて包丁を研ぐ時間なんてない」

なんていうかも知れませんが、思考停止しているとしか
私には思えません。

今だけ、今日だけ、明日だけ。と、
短期的に見れば微々たるものです。

しかし、1か月や1年など長期的に見た場合、大きな違いとなって現れます。

もし部品をピックアップするのに、反対側にセットすることによって、
無駄に0.5秒多くかかっていれば、
1日500回作業するとして、20日間で5000秒時間が無駄になります。

5000秒は83分。
1時間20分以上も、「ネジを反対側に置いている」というだけで無駄にしています。

これを、適正な左手側にセットするだけでこれだけの時間が短縮できます。

「変化や未知なるものを避け、現状を維持しようとする」
現状維持バイアスと言い換える事も出来ます。

「ポジティブチェンジ」の押し売り

あなたの常識では、普通に考えれば変更後の方が良いに違い無いと思っていても、相手からしたら、その良さが全く分かっていない可能性だってあります。

この作業をこう変えたら、これだけ効率的になる。
この設置方法をたったこれだけ変えたら、こんなにラクになるはず。
などと、いくら自分にとってポジティブな「変化」だと思っていても、

何かしら変化がある以上は、相手側に何かしらの「犠牲」を伴うことを

要求することになります。それが時間なのか、費用なのか手間なのかはケースバイケースですが。

その相手に求める「犠牲」と、変化によって得られる「効果」を相手に明示し、

それがポジティブなことだと相手に認識させてはじめて、

ようやく何かを変える事が出来ます。

ここで相手を納得させることを怠ると、タイでは
後日確認した時に、変更の形跡が、跡形もなく元通りになっているかも知れないということは覚悟しておいた方が良いです。
いや、むしろ3歩進んで4歩5歩下がっているかも知れないので進化どころか前のシステム以上に退化しているかも知れません。

変化を如何にポジティブなものだと認識させて納得させることが重要です。

出来れば現状を維持しようとするのが人間ってもんです。

だって、面倒ですもの。何かを変えるって大変です。

 

この話は、そもそも、常に改善を考えているような人には関係ない話なので、

それを考えていない人と接する際に頭に入れておくと良いと思います。

山本五十六のあの言葉


やってみせ、言って聞かせて、させてみて、

ほめてやらねば、人は動かじ


タイの場合は、ほめ続けるふりしながらチェックするか、もしくは単純に高圧的にチェックし続けないと

すぐに仕様変更しようとするとか、知らない間に変わっている事が往々にしてあるので、本当に気を付けましょう。

と、書いていて思いましたが、

タイに長く滞在していて、たまに日本に帰って仕事すると、

日本人も大して変わんねぇなと思う事が多々あります。

こうやって偉そうにブログにまとめている自分も、

自分が日本人だからと自国を美化していたり、日本で働いていた過去の記憶の良い面ばかりが思い出されているのかも知れません。

日本の働き方の良い面のイメージしか残ってないから、
タイ人は要注意とか言っちゃうんでしょうね。日本人だってダメなところなんていくらでもあるくせに。

実際のところは、日本人とかタイ人とか他の国も含めて、

国民性なんてものは関係なくすべてはそれぞれの「人」次第です。

変な偏見など持たず、素直な気持ちで人に接しながら、

より良い方法を、より効率的な手法を取り入れられるようにしていきたいと思います。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございます。
他の記事も読んでみてくださいね。

ではでは。
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