その「幸せ」、「本当」にそうですか?
あなたは今、幸せですか?
「幸せ」の定義は、人それぞれです。
しかし、世の中に溢れる凝り固まった考えのもと、
本来であれば幸せであると到底思えない無い事が
その人にとって幸せなことと、自分では認識しているケースが多々見られます。
その逆もしかり。
そうでも思わないと、
今の人生に耐え・生きて行けないという現実もあるし、
そもそも自分よりも幸せであることが、どんなことかを知らなければ、
目の前の事に精一杯で、幸せの定義自体を考える事が出来ません。
今日は、その個人的な「幸せの定義」が40歳手前にしてなんとなく見えてきたので、
今後の身の振り方の基準にする為にもまとめておきたいと思います。
‘持てる者’ と ‘持たざる者’
出生前::生まれた国、情勢、生い立ち、資産、家族
悲しい現実ですが、私たちの人生は、
おギャーと生まれた段階ですでに、
「持てる者」と「持たざる者」に分かれます。
生まれた段階でアドバンテージとして資産を持つ
「富める者」と資産を持たない「貧しい者」に分かれるとも言えます。
例えば、アフリカの難民キャンプで生まれた赤ちゃんも、
日本で生まれた赤ちゃんも、本来はなんにも違いの無い、愛しい命です。
しかし、難民キャンプでは生まれたその瞬間から
感染症と栄養失調の危険に命が晒されることになります。
ぬくぬくと育つ日本では一般的には絶対に考えられない環境です。
語弊を恐れずに言えば、アフリカの難民キャンプの赤ちゃんからすると、
日本に生まれただけでとんでもないラッキーです。
しかし、日本で生まれた中でも、
比較対象によっては、また違った側面が見えてきます。
資産家の家庭と、
生活保護を受けギリギリでやりくりする家庭では、
大きな違いがあります。
お金の心配や、買い物の時に値段を確認することさえ無いお金持ちが居る一方で、
お店によっては、そもそも店に入る事すらも躊躇してしまう貧乏人が居ます。
同じ日本に生まれたのに。
全く違う生活がその赤ちゃんの人生に待ち受けています。
同じ赤ちゃんなのに。
※話が違う方向にいくので、前世の話は無しで”(-“”-)”
わたし個人としては、
幸か不幸か感じ方は人ぞれぞですが、まさに「中流家庭」で育ったと思っています。
お金持ちでも無いけど、必要な物を買えないほどじゃない。
ご近所の制服のお古をありがたく頂く事もあれば、譲る事もある。
いつもいい物を食べてたわけじゃないけど、食べるのに困るほどじゃない。
実際の家計の状況がどうだったのかは知りませんが、
おかんは、うちは貧乏だ貧乏だと言いながら、
自販機でジュース1本買うのも小言を言う母親でしたが、
その一方で大学にはしっかり通わせてくれました。
今考えると感謝しかありません。
話がズレましたが、
生まれる前に人生を左右するのは、
ざっくりまとめると「資産」です。
これは、自らがいくら求めたところで、
無いもんはいくら袖を振ってもないし、持ってる人は持ってます。
人生は不平等ですね。
出生後::知識、知人、経験
次に、生まれてから私たちが得る事が出来るのは、
知識、友人、経験などの「財産」です。
これらは、生まれた時のスタートラインは大体みんな一緒です。
環境によっては、他の人より得ることが容易であったり、
費用から通学できる範囲の違いや、地頭の良さなど違いはありますが、
「努力を続ける貧乏なバカ」が「サボる金持ちの天才」に勝つチャンスがいくらでもあります。
「資産」についてあれこれ文句言っても仕方ないので、やめましょう。
これからは、
「財産」について、いかに自分が獲得して己をビルドアップしていくかを考えたいです。
比較する生き物
人間は、本能的に比較する生き物です。
誰かと比較しなければ、自己を確立することだって出来ません。
もしこの世にたった1人しかいなくなったとしたら、自立もクソもありません。
本能的のみならず、社会システムとして、学校の成績も、会社での賞与も、
すべて「相対評価」であって、「絶対評価」ではありません。
1クラス40人すべてが素晴らしい生徒でも、
何かしら理由を探し、順位をつけて成績を決定し、
会社では全員が頑張っていたとしても、その中でも何かしらケチをつけ、
評価に差をつけ評定を行います。
この「他と比べる事」には、良い面も悪い面もありますが、
私たちの先祖である霊長類がこの地球に生を受け、約1億年。
生存競争を勝ち抜き、今現在、
地球の生態系の頂点に立つのが人間であることから考察すると、
この「他と比べる事」という事は、他人と比較することのみならず、
例えば牙を持つ猛獣と、手ぶらでは戦うことさえできない貧弱な人間が
この厳しい世界で生き残る為にどうやったら生き残っていけるのか、
武器などの道具であったり、罠であったり頭を使って工夫し、
より進化させてきた証であり、良い面が大きいのだと思います。
人と自分を比べる事で、努力・成長し、負けないように頑張る。
人と自分を比べる事で、己を知り、より自分を研鑽し、強くなる。
決して、「人を羨む(うらやむ)、妬む(ねたむ)」だけで終わってはいけません。
ひとしきり「あの人いいなぁっ」て思った後は、
どうやったら、少しでも近づけるのかを考えて、行動する必要があります。
行動を変えなければ、人生も何も変わりません。
「妬むのではなく、目指したい」ですね。
私の知人には、
年収200万円未満の人もいれば、
年収というか不労所得というかで10億円以上ある人も居ます。
悪く言うわけじゃないけど、
年収200万の人は、いつも何かしら不満があって、
前向きな考えや行動は見えません。
年収10億の人は、何かと新しい事に取り組み、
いつも前向きというか、積極的に行動しています。
「持てる者」と「持たざる者」。
「持てる者」がより前に進もうとしているのに、
「持たざる者」が進もうとしなければ、
いつまで経っても同じところにたどり着けないのは、自明の理です。
富める者や物から目をそらし、
「自分の幸せはこれなんだ」「今で十分幸せなんだ」と思うのは人の自由ですが、
こんなブログのこんな文章をわざわざ読み進めるくらいなので、
今の生活や金銭状況に不満というか、
より良くしたいと思っている方が大半だと思います。
「足るを知る」のはよいですが、
自分の欲望に蓋をして、すぐに諦めていませんか?
「諦めるのでも、妬むのでもなく、目指す」ですね。
次に思考を停止することにより
私たちが現実逃避や誤認してしまうという事について。
思考停止の魔力
- 自分に都合の良い情報以外はシャットアウト
- 言い訳ファースト。自分の現状を肯定する
- 自分は満足しているから、何かを変える行動も、必要も無い
- 未来を考えず、過去と現在のみに生きる
上記を徹底すれば、「幸せ」に感じる事ができると思います。
自分の意志で出来ないのであれば、
モルヒネやドラッグで強制的にこの状態に持っていく事も出来ます。
しかし、こんなもの「まやかし」でしかありません。
一時的な快楽や逃げであって、将来を明るく照らしてくれるわけがありません。
スロットやパチンコで勝っていい気分になれるのもこれに由来していると思います。
負け続ける日々の中、たった1日5万や10万円勝ったところで何の解決にもなっていないし、
それを継続することなど絶対に出来ません。
逆にこれらの真逆をすれば、一時的に苦しむことになります。
なぜなら、
- 足りていない情報・知識を取りに行き
- やれる方法をまず考え、自分を鼓舞する
- 常に今までと違う何かを探し、行動する
- 未来の理想像と現在とのギャップを埋める為に努力する
面倒くさいことだらけです。なので、とても苦しいです。
しかし、苦しみながらも前に進み、
今、目や耳を塞ぐことによって
見ない・聞かない・知らないふりをしている
本当の自分にとっての幸せや理想に近づけるのも事実です。
勉強しない人間を合法的に搾取する世の中
テレビCMであれだけさわやかで、有名な俳優・女優・アイドルを使っている
クレジットカードのリボ払いや、大手銀行各社のキャッシングローン。
これらは「バカを搾取するための合法的な詐欺行為」です。
銀行預金の金利が0.001%の中、リボ払いでは15%を超える金利を搾取しています。
その実、15,000倍です。1万5千倍ですよ。
月々5,000円払っていたところで、実際の返済なんて微々たるもので、
利息と手数料が大半を占め、いつになっても返済が終わりません。
「リボ払い」「ローン」なんてなんとなく横文字でかっこつけていますが、
簡単に言えば「借金」です。
リボ払いなんて、「借金」を「返済」しているだけです。
しかもその返済には、多くの利息が多く含まれ、
元本はほとんど減って行きません。
そもそも、リボ払いの「リボ」の意味ご存知ですか?
リボ=リボルビング〈Revolving〉 「回転」という意味です。
私が真っ先にイメージしたのは、
ハムスターを飼う時に使うケージに設置する「回し車」です。
無限に回転し、走り続けて、
横に抜けることを知らなければ一生走り続けます。
死ぬまで走り続けろってことです。リボを提供している会社の為に。
この「リボ払い」のシステム考えた人はほんと天才ですね。
ただの天才じゃなくて、努力する天才なんだと思います。
金融商品どころかシステムを作り出した人。素晴らしすぎる。
先ほどは便宜上、みんな生まれてからは平等だなんて言いましたが、
こんな頭の出来が違う人と相手の土俵で戦っても勝てるわけがないので、
土俵自体を変えるか、味方にしてしまうか考えていきましょう。
真向勝負や、相手の得意分野で戦う必要はありません。
こんな私もクレジットカードの支払い方法は、リボ払いです。
なぜなら、リボ払いを選ぶと年会費が無料にして貰えるからです。
しかし、利息を取られ、買い物した金額以上に月々払い続けるなんて
バカなことはしません。
そのために、月々の支払い金額は50万円に設定しています。
大体の買い物は、50万円以下なので、1回の支払いで終了します。
もし50万円以上使ったときは、その月の支払い額を増やし一回で終わらせます。
1回で払いきれば、金利は払う必要がなく、
年会費も無料でカードもずっと便利に使えます。
おそらく多くの方がこうしている一方で、
何も考えていない人が知らないところで搾取され続けています。
どちらを選びますか?
搾取する人間・システムに翻弄され続ける人生
と、
搾取する人間・システムを利用してメリットを得る人生
私も税金や法律のことなど、まだまだ知らない事だらけです。
この世の中は、知らない人が損するようにできています。
なぜなら、頭の良い・勉強もしっかりしている人が
人々の上に立ち、その人たちの為に私たちの社会システムが構築されているからです。
バカが損するようにできています。
そして、そのバカは損している事さえ知らずに
毎日お金のことを心配して死ぬまで幸せになれません。
そんな生き方、私は嫌です。なので勉強しています。
日本だけでも知らないことだらけなのに、タイの事まで考える必要があります。
これからも勉強して、その知識を活用する為に努力します。
知らないことを知らないときちんと認識する。
無知の知。
知らないということ自体を知らないと、ずっと利用されるだけです。
今まで知らなかったことは仕方ない。
たった今から勉強すれば良いと思って、
日々精進したいですね。
まとめ
偉そうなこと言っていますが、
気づくか、気づかないか、気づかないふりをしているか。
自分にとって本当の幸せがなんなのか、
よく考える必要があると思います。
都会の中心で贅沢三昧が幸せと感じる人も居れば、
田舎の大自然の中で、自給自足に近い生活を送れることが幸せな人も居る。
同じ人でも、年齢やステージによっても捉え方や考え方は違うし、
状況なんて変化するに決まっています。
その状況や求める事が変わった時に対応する為には、
少なくともある程度の経済的余裕は必要だと思います。
下と比べたらどこまでも落ちていくし、
上と比べてもキリが無い。
まずは、自分としっかり向き合って、
どうすれば幸せになれるのか。
スマホを手にしてから、
深く考える時間が減っていると思います。
1人でいると何かにつけてYoutubeを流してしまうし、
考える前に、ネットで検索してしまいます。
そしてそのネットの意見や考えの中から自分に都合の良いものを選び選択していく。
そこに自分の考えはありません。
便利になったことはいいけど、「自分を持つ」という事を
意識的に行わないと、他者の思惑にいつの間にか流されていく時代だと思います。
せっかくこの世に生まれてきた人生です。
「自分」を持って、生きて行きたいと思います。
ではでは。
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