ども、おっさんマガジン編集長です。
今回は、タイ人スタッフとの仕事での指示内容を伝える際に分かっていたつもりなのに
再度痛感した意思疎通は難しいよという話をシェアしたいと思います。
職場で使用する言語
現在私の職場では、タイ人スタッフとのコミュニケーションにおいては、
基本的に英語を使用しています。
本来であれば、タイ国で仕事をしているのだからタイ語を使用するのが筋なのですが、
私のタイ語がとてもじゃないけどビジネスで使用できるレベルではないので
必然的に英語での会話となります。お恥ずかしい限りでございます。
その為、英語話者でないスタッフの間には、
通訳としてタイ人スタッフに入って貰う形となるのですが、
その時の流れはこうなります。
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英語がネイティブで無くさらに達者でも無い人達(おっさん&通訳役のスタッフ)が話をし、
さらにそれをタイ語に直して話をするので、それはもうカオスですw
日本語であればすぐに伝わると思うような簡単な事でも、ものすごく時間を要した後に
全く違う理解になって行動に現れたりします。
どう伝わったかを確認する方法
タイで仕事をする誰しもが経験する

カオチャイマイ?(分かった?)
って聞いたあとの

タイ人スタッフ
カオチャイ!(分かった!)
と答えが返って来てからしばらく様子見てからの
・・・失望・・・
何をどう理解したらそうなるのか。
基本的に分かった?って聞いても意味ないです。
今思えば、「日本語だったら簡単に伝わる」って考える時点でまだまだ甘いw
日本語だからってなんとなく伝えた気になっているだけ。
タイ語だろうが、日本語だろうが、英語だろうが、
「たったの1回説明や指示しただけで、相手に伝わったと思ってる方が間違い」
です。
んで、説明を受けたほうの人間は、分かってようと、分かって無かろうと、
面倒だし2回も説明聞きたくないので、「分かった!」って返事する。
むしろたったの1回説明をした後に、もし本質的な質問が返ってきたとしたら、
そのスタッフは重用したいですね。
自分からの「分かりましたか?」の問いかけに対しての
相手の返事としての有用度は、
質問する>分からないと正直に言う>分かったと返事して失敗>無言。返事無し
ごく稀に1度だけ説明、いやというか、
むしろ1を言えば10以上に分かっちゃってるくらいの優秀な子も紛れてきますが、
そういうことは私のいる業界から巣立っていきますw
なので、質問が返ってくる人が、頑張って仕事覚えてどんどん吸収して
戦力になっていくイメージです。
上記の経験から、「分かった?」って聞くのは無益なことだと気づくので、
海外で働く多くの方は、相手に説明した後に
理解したかどうか確認する為に、逆に自分に説明させるのではないでしょうか。
説明できるってことは、自分の中で咀嚼も完了して理解しているということですから。
それでもやってくれない相手に
自分が説明した後に、相手に説明して貰って

OK、100%理解してくれた(^^)/
これで問題なく進むはずだ!
なーんて簡単に物事が進むなら、高い給料払って日本人がここに居る意味がありません。
説明する内容をビデオでも撮って流せばいいですから。
分かっていてもやらない、やれない、一旦やってもすぐ変える。
タイ人のみならず、自分も含めて人間は、
やらない理由を見つけ出す天才です。
やる方法は考えないくせに、やらない・やれない理由は息を吐くように次々に吐き出します。
スタッフから吐き出された、やらない言い訳への対抗策や解決策を提示し
言い訳を掃きだし管理することが出来てこそ
周りよりも高い給料払って日本人をタイで使っている理由となります。
環境や方法、やり方、進め方などなど、
ヒトが変化を嫌うのは仕方無い事です。
でも、その嫌がる変化をさせて進展・進化させて行かないと周りに取り残されてしまいます。
まとめ
タイに限らず日本でも、シンガポールでも、ベトナムでもインドネシアでもマレーシアでも
相手に自分の考えを伝え、その通りに動いて貰うのは簡単な事ではありません。
まずは理解して貰うこと。次にその通りにやって貰い、さらにそれを継続する事。
続けるという事が何よりも難しかったりします。
学生時代の一夜漬けと一緒で、
テスト前に一晩だけ頑張れる奴は沢山居ますが、
その短期間で詰め込んだ知識はすぐに失われます。
毎日毎日継続して勉強できる奴がしっかりと実力をつけていきます。
継続は力なり
相手を動かした後に、ちゃんとそれが継続されているか。
それを正しく導いてあげてこそのコミュニケーションかと思います。
ではでは。